村岡昌憲の大会参戦記。

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2008年5月25日 -第3回 東京ベイカップ-

 

 

 

東京ベイカップ。

ラパラの榎本さんとNPOの海塾が頑張って運営している大会。

今年も東京都知事賞やニューヨーク市長賞など、すごいタイトルの大会に。

 

今回は大野ゆうきと参戦。

参加艇も結構集まって、華やかな展開。

前日プラで大会エリアを一周して、相当タフな状況であることは確認していた。

いくつかのポイントには魚がいたが、ほとんどがSOLAS条約対象エリア。

SOLASエリアって結構分布しているのだ。

今回は港湾局も協賛で入っている大会なので、SOLAS条約対象エリアは当然のごとく禁止。

ただ、禁止とは言っても、前回の大会などは、かなりの参加者が禁止エリアに入っていたし、それはTSCなどでも一緒なので、何とも言えない感じ。

まあ、途中で様子を見ながらと思っていたら、出船直前に爆釣チャンネルの取材カメラが同船することに。

逆にこれで迷いが吹っ切れた。

なぜなら、SOLASと関係ないところで魚が見えていたのは2箇所しかなかったから。

一つは羽田沖でもう一つが中防。

羽田沖はシャローのみノーゲームパターンなので、他の参加者も見つけているだろう。

中防は水深10mレンジの魚なので、他の参加者も見つけていない可能性が高い。

 

 

6時にスタートし、真っ先にそこに入る。

後から参加者が沖へとどんどんと出て行く。

羽田は激戦だ。

 

 

ポイントに入って、シンペンからしっかりと撃ち込んでいく。

まずはシェードの浅いレンジを攻めて数本キャッチ。

リミットメイクまで20分ほど。

他のエリアが相当厳しいと解っているだけに、これはこれで相当安心するのである。

僕とゆうきのコンビであれば、当然求められる順位も上の方であるから、そのプレッシャーが一番自分たちの釣りを狂わせるということは、過去の大会の経験でよく知っている。

 

釣った魚が10センチを超えるカタクチイワシを吐き出す。

魚探に出るイワシの反応は5mライン。

スズキはその下2〜3mである。

 

バイブレーションやジグヘッド、シンペンなどを沈めて、次々と魚を獲っていく。

釣っていくうちに、そのポイントの魚の群れが把握できてくる。

 

今回のトーナメント時間は3時間しかない。

その間に潮止まりを挟むので、潮の効きはほとんど期待できない。

となると、風パターンであろう。

北西風が5m程吹いていて、その風による流れが岩壁に当たり、シェードの中へ入っていく20mほどの一角。

そこに魚が集まると考えて、そこに最後1時間以上張り付いた。

 

魚のキャッチ数は80本近くいったと思う。

ゆうきが50本、僕が30本。

全部50センチ級以下である。

途中からSOLASエリアに、ボートがたくさん入っているのが見えた。

んーフェアじゃない。と焦るが仕方がない。

他のエリアにも移動しようか迷ったが、3時間しかないトーナメント時間で移動時間こそ無駄な時間だし、他に魚が見えている場所はない。

根こそぎ釣れば、いつか70も出るさと本当に根こそぎ釣りまくった。

 

 

読むだけだと簡単そうに感じるだろうが、実際は相当に困難な釣りだった。

風表でシンペンを8m沈めるために、ボートをその場停止で操船し続けること。

その操船をしながら、8m沈めるのはかなりのテクニックがいる。

だから、他の参加者が見つけていなかったのだ。

 

精度の高いキャストをするゆうきが、数で上回った分としっかりと沈められた分、サイズが少し伸びる展開。

それでも160センチ程度じゃダメかなぁと考える。

今回は本気ではなくエンジョイで参加していたので、久々の爆釣を楽しんだという感じだった。

 

 

残り30分で下げが始まり、魚が移動し始めた。

それを追っかけて何ヶ所か回ったがタイムアップ。

 

戻ってウェイインすると、3本の叉長合計で、僕が153、ゆうきが160センチ。

で、結果はなんとゆうきが優勝。

僕は多分3位(表彰無し)

 

 

今の自分のボートで大会で優勝したのは初めてである。

優勝キャプテンになったし、まあ満足のいく大会だった。

 

榎本さん、海塾の皆さんお疲れ様でした。

また来年も良い大会をお願いします。

 

 

 

 

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