- Stage8 - 三番瀬で堂本知事に捧げる深川丼 〜
今年もやってきたアサリの季節。
迷わず向かうのは、そう俺の最強アサリがたくさん生きている三番瀬である。
真冬に三番瀬でウェーディングした時も思ったんだけど、この季節の方がよっぽど強く思う。
三番瀬を埋め立て工事から守ってくれて堂本千葉県知事ありがとう!
県民はないから、普段の政治がどうかは評価できないけど、
この埋め立て事業中止は高く評価している。
そして今年も麗しのアサリに会いにやってきたのだ。
この広さと人口密度がすでに癒し系。
掘るのは我が美女軍団予備軍。特に若い子の収穫欲は凄まじい。
今年も無敵のデカガオふ〜じはすでに泥酔状態。みんなそれを横目に掘りまくる。
俺は初心者指導。
ちなみに同じシーバスフィッシングをやる人でも、シーバスしか興味のない人とこうしてアサリとか素潜りとか色々と遊ぶやつでは決定的に釣果が違ってくる。
天然のアサリはどこを掘っても出てくるもんじゃない。
時にシーバス以上に腕の差がはっきり出る。
違いの判るやつは数センチの高低差に気付く。土の硬さに気付く。
全ては幼い頃にどれだけ生の土を踏んできたか。
その感覚の善し悪しがウェーディングの際も潮干狩りの際も決定的な差となって表れる。
広大な干潟に生息するアサリの帯が脳裏に描ける人には、シーバスの回遊ルートが見える。
そんなわけで今年もたくさん獲れました。
アサリ料理の王道は独断で書かせてもらえばたった2つ。
味噌汁とボンゴレである。これ以上のアサリ料理を俺は知らない。
それゆえに、この2つをセットで食べるという和洋のタブーを犯すほどだ。
食べるだけならこれで十分なのだが、味噌汁とボンゴレでは酒が旨く飲めない。
和食と洋食、どっちを取るか悩むところだ。
もちろん、昨年堂本知事にボンゴレを捧げたので、今年は味噌汁と深川丼にすることにした。
深川丼は江戸時代からの名物であるが、基本的にみそ味なので味噌汁と一緒には食べない。
そこで、晴海トリトンスクエアの日本料理店「バサラ」のランチメニューにある深川丼のレシピを借用させてもらった。
(ちなみに食べただけで、聞いたわけではないので全部が合っているかどうかはわからん)
まずは水からアサリを煮出し、殻が開いたところで一気にざるに上げる。
その時の煮汁をしっかりと取っておく。
殻を剥くのは男の仕事。
つまみ食いが発覚した場合、切腹という事にしております。
むき身が終わったら、煮汁の上澄みだけを鍋に戻す。
全部戻すと下の砂が入るので注意。
煮汁でぶつぎりにしたネギを煮る。
真っ白なスープがいい感じ
ネギに火が通ったら、むき身をざざっと放り込み、片栗粉で一気にとろみをつける。
そのまま、ご飯を持った大皿にぶっかけて、みじん切りにしたショウガとミョウガ。
さらに貝割れ大根、万能ネギを上に散らす。
悪いけど破壊力すごいよ。
今年はこれを堂本知事に捧げよう。
旨かったぜ!
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