三番瀬の潮干狩り

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 - Stage19 -  堂本知事に捧げるアサリカレー 

 

 

前略

堂本知事様

 

 

 

 

 

 

 

今年も春がやってきました。

 

 

 

 

陽光輝く東京湾を走ること20分。そこは東京湾の最後の聖域。

 

 

 

 

 

 

三番瀬は今年も元気です。

晴れ渡った本日は非常にたくさんのボートが潮干狩りに来ていました。

 

 

三番瀬は大きく分けて、5ヶ所の潮干狩りポイントがあります。

ボートでしかいけない浅瀬が3ヶ所。陸続きの浅瀬が2ヶ所。

どこも天然あさりがわんさとおります。

そして陸続きの浅瀬もスゴイ数の人出です。みんな知事のおかげです。

 

 

 

今さら量や型を誇る気分になれないほど、今年もたくさん獲れました。

 

 

むしろここからが大事。

生きていて元気のいいアサリだけをしっかりと取り除いていきます。

後はリリース。

 

 

 

 

 

家に帰って、まずは疲れた体を休めるべく、軽く味噌汁にします。

汗をかいた体に、アサリの風味と塩分がシミジミと行き渡っていく瞬間は何事にも代えられません。

 

 

少し体を休めたところで、本番に取りかかります。

アサリは意外とレシピが少ない素材です。

潮干狩りばかり行っているとボンゴレやら酒蒸しなども、そのうち少し飽きが来ます。

 

 

 

 

 

しっかりと洗ったアサリをボウルに入れ、たっぷりのバターと白ワインをガバガバッと入れて、強火で一気に白ワイン蒸しを作ります。

 

 

アサリが口を開く様子はできればガラス製の鍋ぶたで監視します。

なぜならば、アサリは開いた瞬間が最もおいしく、時間が経てば経つほど、火が通れば通るほど美味しさを失っていくものだからです。


ええ、それは本気ですとも。

 

 

 

うわずみだけを別の鍋に受けて、その後はアサリの身を剥きます。


つまみ食いは発覚次第、切腹となっております。

 

 

残ったスープにカレーのルーを溶いていきます。

市販のルーとカレー粉を半々ぐらいで混ぜるのがよろしいかと(研究中)

 

 

カレーの味が決まったら、盛り付けた皿にカレーを注ぎます。

先に湯通ししておいたシメジと、ザクザクに切ったトマトを散らして完成。

貝割れがとても合います。

 

 

今年はこれを堂本知事に捧げよう。

 

 



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