村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area1 - Stage3 〜超シャローゲーム  〜

2009年12月6日 旧江戸川

 

 

毎年書いているが、今年も本当に色々なことがあった。

大変だったかというと、例年に比べれば大したことはなかったように思う。

が、厚い壁にぶち当たり、その壁をどうしても越えることができなかった年となった。

今まで自分が越えてきた壁は努力で乗り越えることができる壁だった。

が、今ぶち当たっている壁はどう乗り越えればいいのかわからない。

その壁に挑むことが正しいのかどうかもわからない。

揺れながらの毎日。

他人の人生を背負うことでこうも自分が臆病になるとは思わなかった。

いや、色々と自分も持ちすぎたんだろう。

 

多くの革新は本当に何もないところから始まる。

グーグルもアップルもマイクロソフトもみんな小さなガレージから始まったのだ。

捨てることができない自分の弱さのツケを来年は払うことになりそうだ。

 

 

週末は家族で箱根の温泉に。

部屋付き露天風呂がある宿に14時にチェックインし、次の日の11時までいっさい部屋から出なかった。

子供の世話とお風呂にはいることしかやることがない環境にあえて自分を置いて、休養を心がけることに。

実際はお風呂で暖まって、マッサージチェアの上でうたた寝して、と時間を過ごした。

嫁さんはたいそうこの環境が気に入ったようだけど、僕の頭の中はまったく休めなかった。

何しろ、次から次へとすごいビジネスアイディアが出てきて、それを書き留めるのに一所懸命だった。

(結局仕事してんじゃん、という話)

そのうちの一つはぜひやってみたい。僕がこのサイトのテーマにしてきたバーブレスフックやゴミ問題などをこういう側面で解決することができるのか、我ながら良く思いついたアイディアである。

 

 

 

 

夕方に家に着き、夕食を食べてから19時頃出撃。

狙うは超弩級。

しかし、時間が少し遅くなったので案の定ポイントには先行者がいた。

自分が撃ちたいところの30m程上流の浅いところに立ち込んでいて、僕は問題なくゲームができるのだけど、僕が立ち込みたい位置は先行者の人がU字を描くすぐ傍である。

 

もちろん、先行した人に権利有りなので、僕の釣りは相当制限される。

が、何しろ浅いとこにいるもんで、僕も並んで下流にいるとそこはまったく釣れなさそうな状況になる。

ここは我慢だ、と言い聞かせつつ、先行する人が深い方へ立ち込むか、あきらめて帰ってくれるのを待つ。

 

仕事でも遊びでも人生でも、他人に自分の運命を委ねる状態って本当に嫌だ。

 

自分のことは自分で決めるもんだよな。

 

と、そんなことをここに書こうかどうか考える間も、先行者は黙々とキャストし続ける。

イライラしていてもしょうがないので移動しようかと思案するが、この時間から動いたところでもう遅い。

 

 

ならば、ピースの大遠投作戦でいっちょ狙ってみるか。

 

風はやや逆風なので撃ちたいポイントには100%届かないけど、少しでも流れの速いゾーンを通せば反応が出るかもしれない。

 

風神V4ナイトホークで、バキューンと飛ばす。

そうそう、V4はようやく仕上がってきた。課題だったテーパーの設計もほぼ決まり、ガイドセッティングもバッチリ。

V3と同じ9.1ftで更に軽快さと操作感をアップしつつも、飛距離もアップ。

 

70mは優に飛んで、ピースは流れの速い中にボチャンと落ちたように見えた。

そこからラインスラッグをすぐに巻き取って、ピースを漂わす。

と、そこでガックシ。まったく流れがない。風で流れているように見えるだけ。

いやぁ、これは今日はダメかなぁと毎キャスト渾身のフルキャストで頑張っていると、

着水後5巻きほどでゴン!

 

 

 

 

おっしゃぁ!

 

 

 

 

 

 

 

おおっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから浅すぎなんだってば!

と、思わず声に出して上流の方を罵りつつ、超シャローで黙々とキャストをし続ける先行者に少しでもハッパを掛けようとフラッシュで10枚くらい写真を撮る。

 

 

 

 

が、先行者は動かない。泣

 

 

 

 

 

 

超シャローで釣れるところはもちろんある。

だけど、ここに限って言えば、ここは流心で釣れるところなのである。

ピースやバリスティックミノーの鬼形相投げ(飛距離80m級)もむなしく、バイトが続かないので超シャローの釣りをすることにした。

 

基本的にスズキを川で釣る場合、流れが速ければルアーの動きも速く、流れが遅ければルアーの動きも遅い方がいい。

ここのところTSNで良く出てくるピースやカウンターなどはみんな流れの速いところで強いルアー。スーサンはどんな流れでも大丈夫だけど12センチサイズのルアーは流れの速さで使い分けないといけない。

 

 

 

 

 

で、どんよりした流れならkomomoSF125なのである。

 

 

自分が狙っているサイズではないものの、フッコ級ならkomomoを流せばすぐにバイトが出る。

 

キモは超デッドスローだ。5〜7年ほど前の秋のAreaで釣っていたパターン。

一時みんながこれをやったので反応が良くなくなったが、最近は結構みんな早巻きなので強いパターンになってきた。

ハンドル1回転4秒以上。

ルアーの位置など把握しなくていい。ゆっくり巻きながら他のことを考えているのが一番。

styleでおなじみ、未必の故意メソッドだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間ほどで50〜60が3本。

 

 

 

そうこうしているうちに僕が撃ちたかった遠くのヒラキも消えてしまう。

 

 

 

最後にkomomoカウンターの大遠投でまたセイゴを釣って、上がり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年あと数回の約束の日。

今日きちんと攻めることができればどうだったんだろう。

残念な夜になった。

 

 

 

 

使用タックル
ロッド icon アピア 風神号91MLナイトホーク
リール icon ダイワ イグジスト3012
ライン icon 東レ シーバスPEパワーゲーム 1号
プラグ

icon iconicon

icon

 

 

 

 

邪道 スーサン

 

 

komomo130スリム トマホーク

ゴミ icon ペットボトル

icon

 

 



 

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