村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area1 - Stage5 〜9年目の夢 〜

2009年12月17日 旧江戸川

 

 

 

歳を取れば取るほど一年が過ぎていくのが速くなる。

金はなかったけど時間はいっぱいあったあの頃。

勉強なんかほとんどしなかったけど、周りの誰よりも本を読んで、周りの誰よりも遊ぶことにどん欲だった。

僕の文章は読む人の心に何かを与え、僕の作り出す製品は遊ぶ人の心に何かを与える。

今の自分のブランド、生きていく上での武器を思うと人生とはそういうものだったのか、と痛感する日々。

一方で社会的な尺度から見る仕事ってもんは、時間管理やスケジュール管理、コンプライアンスとかなんやかんやと。

 

 

「仕事は遊びじゃない。」

そんな言葉に時に惑わされる37歳の自分。

だけど、仕事で遊ばないと自分の武器はなくなってしまう。

足早に過ぎていく今の時間の中で、自分の武器を全開にする。

そう改めて思い知った12月。

 

元々お利口さんにはなれないんだ。

カリスマとか社長とか、身分不相応な肩書きが自分の何かを縛り付ける。

いっそ全てを放り出してしまおうか。

そんなことも考えたけど、もう大丈夫。

 

 

 

 

 

夕方から予定が空いたので、会社を半休にしてもらって出撃。

 

この秋、クロスインパクトをまったく振ってないので港湾でショートゲーム。

毎年この時期の港湾は相当渋いはずなんだけど、1投目にワラワラッて魚が出てきて、次の1投でヒット。

 

 

合計2匹。魚は落ちてないが、僕の腕はかなり落ちてる。ちょいブルー。

対接近戦用ロッドのイブランを使う資格は今の自分にはないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

日が沈んでも引き続き港湾。橋周りの明暗でスーサンで1本。

スーサン、あれだけみんなで使うとさすがに反応が悪くなるんじゃないかと思ったけど、そうでもない。タイトローリングアクションは健在。

 

 

 

 

そして、本番。

20時の潮位が高い段階から場所取りもかねてポイントに入る。

前回、Areaに書かなかったけど、先行者がしっかり。

ちょっと違う攻め方で細かいのを数本取っていた。

僕は何もできず。

細かいのを取ることはできるのだけど、その為に来たんではないから。

まるでブランコに乗りたいのに満員で乗れなくて待っている子供みたいに僕は恨めしそうに眺めているだけだった。

ポイントは誰のものでもないし、こればかりは仕方がない。

 

 

 

 

で、今日は僕と仲間でしっかり。

でも時合が来る頃には上流にも下流にも釣り人が。

下流は賑やかな5人組。

今日の潮位差は自分のいる位置より下流の流れが走る。

もうすぐやってくる一発の時合のあとは下流に少しズレながら狙っていくんだけど、自分の入るスペースが余りない。

目の前でしっかりと完結させたいところ。

 

 

 

上下挟まれているので、キャストをしてないとどんどんと詰められてしまうのでトマホークを飛距離を出さずにキャストしながら比較的近くを撃ちまくる。

 

魚は相変わらず落ちる気配があんまり無い。

 

すぐに50センチ級がヒット。

 

続いてすぐにもう1本。

 

 

 

 

 

 

そして時合。

 

ポイントにしずしずと近づき、流れを読む。

北風が強く、流れと一緒の向きだと、流れの変化が生じにくくなるため、非常に見極めが難しい。

一見するとガンガン流れているように見えるけど、水はあくまで地形で流れを変えるのだ。

しかし、見えない中でも、たまに沖から差してくる船の引き波を見ていると、地形が見える。

これが船の往来がすごい東京湾奥の良いところの一つでもある。

 

 

 

 

満を持しての1投目。

今までドンぴしゃのはずのピース100が空振り。

魚の反応がない。

 

 

となると、付近を探りながら釣るしかない。

 

 

まずは大野君開発中のごっつあんミノーから。

ややアップクロスに投げながら魚が付くだろう根の周囲を流していく。

15分ほどキャストしてゴズンとヒット。

 

 

 

 

キャッチして80センチ前後。時合の最中なので速やかにリリース。

 

 

 

しかし、とても残念なことにその後30分ほどバイトなし。

潮位もグッと浅くなって、本命ポイントからなんとなく魚の気配が消える。

今日はダメっぽいという雰囲気だ。

 

 

ここに付くはずだった魚はどこにいくのだろうか。

って事を考えるとこのポイントの釣りは終わりという結論になってしまう。

かといってすぐ帰るほど、往生際も良くない。

(実のところ、帰ろうかと仲間に言おうとしたその瞬間に仲間に80upがヒットした)

 

 

 

残る消化時間はシャローの釣りをやっていく。

フッコを避けて少しでもデカイのを、と考えるとめいっぱい立ち込んでのめいっぱいフルキャスト。

少しでも流れの速い流心を撃ちまくる以外に手はない。

 

95%まで完成が近づいたナイトホークV4を思いっきりしならせてkomomoカウンターでシャローを流していく。

 

 

 

5分ほどして着水して5巻きでバイト。

首を振る感触は超弩級。

もしかしたらメーター越え・・・の想いもよぎるが、右腕に宿る確かな経験がこの魚はそこまでいってないと伝えてくる。

 

慎重にファイトしながらランディング。

 

 

83センチ。久々にブツ持ち。

 

 

 

 

 

その後、15分ほどで今度は原工房ブーツ140スリムにヒット。

70センチ後半ながら美しい魚。

 

 

2000年の秋に96センチを釣って、ヘビカバスタイルは大きく進化した。

その9年後、最も確信へと近づいた気がしたけど、そうではなかったのかもしれない。

それとも運なだけなのかもしれない。

だけど、ラスト1回。

次週の釣りで東京湾奥の2009年の釣りは終わりにする。(一年も終わりだけど)

 

 

 

使用タックル
ロッド icon アピア 風神号91MLナイトホーク
リール icon ダイワ イグジスト3012
ライン icon 東レ シーバスPEパワーゲーム 1号
プラグ

icon iconicon

icon

 

 

 

 

邪道 スーサン

 

 

komomo130スリム トマホーク

ゴミ icon ペットボトル

icon

 

 



 

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