Area2 - Stage27 〜 激しき第一感 〜
2009年9月13日 港湾&荒川シーバス
自分の釣り人としてのタイプは、雑誌やテレビなどでは理論派であると良く書かれる。
が、僕自身は全くもって直感で釣る釣り人であると自分では考えている。
もちろん経験も理論も無しに直感だけで釣るのは単なる単細胞である。
そのウェイトバランスを考えるとき、特に大物を釣りたければ釣りたいほど、直感という要素を決して見逃してはいけない。
その直感ってなんだ、と言うと、大したことではない。
左岸に入るか、右岸に入るか、といったポイントの類や、釣りの最中にここでシンペンに変えてみよう、とかあっちに投げてみようとかそういう類ものものもある。
僕は特に釣りの最中は直感を重視する。
自然に馴染んで入ればいるほど、その直感は当たるという経験則がある。
一報でしばらく海から離れると、その馴染みが薄くなるからか直感が働かなくなる。
10月というハイシーズンを控え、ウォーミングアップも兼ねた釣行を繰り返す。
ナイトホークのテストもいったんは再々々再度メーカーにて開発といった段階になり、僕のやることはしばらくお休みなので、現行ナイトホークに久々に戻す。
夕マズメは港湾部へ。
台船が壁際に停泊しているところを狙っていく。
この日もフィギアエイトが狂おしい動きでスズキを誘惑する。
沖目のブレイクをスズキ級が回遊することがあるので、直感に従って時折ルアーを沖目にキャストする。
日が暮れて薄暮の時間にようやくヒット。120SW。
フィギアエイトはなんだろう、上手に使えばいい感じの仕事をする。
日が暮れて、台船周りの反応が無くなる。
沖目のブレイクを撃ち続けてハチマルで1本。
続いてビーフリで1本。
シャローとなってる部分にスーサンを投入する。
スーサンはすぐに答えを見つけてきてくれる。
今はスローなただ巻きが一番反応がよい季節。
6本釣ったところで荒川の下げをやるために移動。
今日は長潮でこの日は上げ潮がまったく効かない。
川で降った雨の影響だろう。
そういう場合、魚は下げ潮の位置にそのまま残っていることが多い。
そして上げ潮の間はほとんど活性を上げず、下げが効き出すとまた口を使う。
それが秋のまとまった雨が降ったときのパターンでもある。
僕が向かったのはそういう場所。
ポイントに着くと先行者が左手に一人。
魚の気配はほとんど無い。
上げがまったく効いてないのでむやみやたらに投げずに、少し座って待つ。
満潮時刻を過ぎて30分。未だに動かない潮にイライラしつつも、場を荒らさないよう細心の注意で過ごす。
やがて、下げ潮が始まった。
下げ出すと一気に速い潮が発生するのが荒川の特長である。
あんなに静かだった水面にヨレが生まれ、潮目が生まれていく。
それを僕はずっと眺めていた。
あるヨレを見てなんとなく気配を感じてキャスト開始。
1投目からソバット100にスズキが襲いかかる。
慎重にファイトして60センチ中盤をキャッチ。
いい展開に イイ! と口ずさんで次を待つ。
たまに場を休めながら、キャストしていてふと気になったのが自分のいるところの90度横の方向。
水面を見ると静かにヨレが発生し、なにやら雰囲気がある。
僕は移動してまたポジションを作る。
その時、自分より左側で
ボッシュ!
とライズ音!
でかい!いるぞ!
と、音のする方向へキャスト。
が、キャストの瞬間、まさに指を離す瞬間に「今は投げちゃダメ!」というひらめきが来る。
が、無情にもソバットは中途半端な30m沖に着水。
急いで回収しつつも、水面やベイトの位置関係を動かさないように行う。
その最中だった。
自分の数m先でボッシュ!
あ、これでもう釣れないな、となんとなく直感で思う。
次回も頑張る。
使用タックル |
ロッド |
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アピア 風神号91MLナイトホーク |
リール |
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ダイワ イグジスト3012 |
ライン |
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東レ シーバスPEパワーゲーム 1号 |
プラグ |
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邪道 スーサン
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ゴミ |
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ペットボトル |
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