村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area3 - Stage10 〜 新幹線・発 〜

2008年2月3日 旧江戸川 シーバス

 

 

大阪フィッシングショーは個人的にはとっても楽しかった。

大阪のファンの人はあれこれ聞いてくるので話をしていても面白いのだ。

ただ、どの業界でもそうだが、しょうもない人っているもので、そんな生産性のないしょうもない話題で持ちきりのフィッシングショーだった気がする。

全然無関係なのに、さも関係があるかのように騒がれて、すっかり巻き込まれていた。

とっても損している気分になったのでした。

 

 

今回、アピアとアムズデザインのコラボレーション企画で僕のデザインするルアーが出ることになり、その関係で日曜日にアムズデザインでセミナーをやった。

そのお客さんは大阪の港湾中心のお客さんが多く、かなり熱い話になったのだけど、ブレイクを探るときにどうやって把握していくのかという質問に対して答えている最中に、一つ思いついたことがあったのだ。

 

それはすぐに脳裏から消え去ったのだけど、ショーが終わった新幹線の中、大野ゆうきと蓬莱の豚まんを頬張りながらずっと釣りの話。

その最中、その脳裏の端っこにあるアイディアがふっとよぎったのである。

それをゆうきに話してみると、そこから思わぬアイディアがいくつか。

これは早く試してみたいね、と話しつつも、東京は雪らしいし、とても疲れているしということで数日後にでも行こうという話になった。

 

 

 

東京駅に到着し、別れるとき、ゆうきが

「村岡さん、帰ったら釣りに行くんですか?」

と聞くので

 

 

「いや、疲れてるし、明日から仕事だから行かないよ。」

と返す。

 

 

もしかして、ゆうきは行くのか?という問いに

「いや、僕も疲れてるので、速攻寝ます。」

 

 

家に帰って駐車場に荷物を置きに行くと、いつものことだが、そのまま出撃できるようになっている。

そこで魔が差して

まあ30分だけやってみるか、ということで、川筋に行く。

 

 

 

ポイントに着く。

 

引ききったシャローに上げ潮が差し込むタイミング。

試してみたかった狙い通りのタイミング。

ジーパンにネオプレーンウェーダーを履いてブレイク手前まで立ち込んでいく。

 

 

キャストしたのはヤルキスティック。

とろとろと流れる上げ潮の流心にキャストして、一度しっかりと沈める。

流れに対してアップクロスにキャストしているので、そこからストップ&ゴーを繰り返すと

おそらく揺らめき上昇と水平フォールを繰り返す。

それをブレイクにかけてしつこくやる。

回復基調のスズキがそこにいれば口を使ってくるのではと読んだ。

 

 

 

数分で、違和感のあるバイト。

マルタかもしれないが、スズキが口を使ったのかもしれない。

もう一度、というところで

 

 

「えー!」

 

という聞き慣れた声が。やっぱり来やがった(笑)

 

 

 

「あれ?速攻で寝るって言ってなかったっけ?」

 

 

 

と、自分のことは棚に上げて軽口を叩きながらも、

水平フォールさせていたらカツンとバイト。

 

寄せたのは、70に少し足りないくらいのサイズ。

パターンについてはもう少し掘り下げないといけないのだけど、ある一定の狭い範囲を回遊しているスズキ(イメージとしては管釣りのマスのような)に対して、一つのバイトトリガーを与える役目として、ブレイクラインがあるのであるが、そこに存在し続ける時間を増やすことでバイトを得る可能性を少しでも高めることができるのではとという考え。

先日のサラナでのバイトもそうだが、その辺を今後も掘り下げていったら面白いのではないかと。

 

 

その後、少し粘るも防寒装備無しでは寒さが限界。

気付けば雪が舞っている。(最初からだったが)

撤収して後は「速攻寝る=川に立ち込む」という珍しい人に任せることにした。

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ91ML ナイトホーク
リール ダイワ イグジスト3012
ライン 東レ シーバスPE F-ZERO 1号
プラグ 邪道ヤルキスティック 78
ゴミ 洗剤のボトル

 

 



 

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