Area5 - Stage7 〜 港湾部真っ向勝負 〜
2003年4月26日 港湾部シーバス
東京に戻ってから、ほとんど連日の出撃。
そのおかげで感覚がようやく戻ってきた。
キャスト精度も90%近く戻ってきたし、何より水中の様子が手に取るように分かるようになってきた。
釣りのほとんどが取材なのは仕方がないけど、今は竿を振ることが大事。
昨日の土曜日は、シーマガの取材だったのだけど、デーゲーム、ナイトゲーム共に好調でかなりの数の魚を出すことができた。
27日はプライベートで出撃。
感覚はだいぶ研ぎ澄まされている。
向かった先は隅田川の影響を色濃く受けるエリア。
5月最初の若潮、(カレンダーは4月だけど、この潮は5月の潮なのだ)
西風に下げ潮とバチ抜けの必須条件が揃う。
明るい時間帯にシェード周りを攻める。
マーゲイSWを散らして攻めるが、潮が澄みすぎ、なんと7回近くも反転を食らって1本も食わせられなかった。
まだ食わせる間とかの感覚が戻ってきてない。
途中、釣り博のセミナーにも来てくれたアングラーと出会う。
彼らが日が暮れると同時に移動しようとするので、日が暮れたらきっとチャンスがあるから待ってなよ、という話をして彼らと一緒に残ることに。
太陽が沈んで、辺りが暗くなりだす。
そこに釣場速報の連載でおなじみの大野ゆうき君もやってきた。
みんなで時合を待つ。シェード際を打ち続けながら魚が飛び出してくるのを待つ。
いよいよ夜らしい暗さになった頃、突如海面にライズが出る。
バチ抜けした!
読みが当たった。
一気に海面が騒がしくなる。
セイゴサイズからスズキサイズまでが入り交じって辺り一面スーパーライズ。
明るい時間帯はヨレヨレをキャストしていたので、にょろにょろに換える。
水面直下をデッドスローで通すと1投目からヒット。
50センチぐらい
ちなみににょろにょろのシングルフックは意地で乗らないので、フックを換えてしまうといい。
僕は前後とも10番フックに換えてしまう。速く沈むようになるけどそこはロッドを立てるなどして腕でフォローする。
前後シングルは魚には絶大に優しいけど、フッキング率は3分の1に落ちると思っていい。
暗くなると辺り一面にシーバスが飛び出てしまって、目が利く範囲全てでライズが出ている状態。
どこに投げてもヒットするのだけど、表層デッドスローを外すとバイトもない。
そういう時はにょろにょろは本当にすごい。
まさに入れ食い。陸っぱりで遭遇するのは珍しいよね。
この好調ぶり、きっとGWまで続くでしょう。
日暮れ直後と、夜明け前、この連休に出る人は絶対にこの時間はフィールドにいること。
夜明け前に満潮を迎える今日からの3日間はきっとすごいはず。
場所は自分の足で探しましょう。1カ所だけじゃない。湾奥中に今日みたいな場所が出現する。
このパターンのめんどくさいとこは小さいサイズまでヒットしてしまうとこ。
天気の良い日曜日ということもあるのか、後から後からアングラーが入ってくる。
みんなすぐにボイルに気付いて攻めるけど、パターンが当たる人と当たらない人が半々。
見えている人はバカバカ釣るけど、見えていない人にはバイトすらない。
ゆうき君はさすがにすごい数で魚を掛けてる。他にも入れ食いになっている人が数人。
30分ほどは楽しめたが、気付くと更に人が増えていて、河口湖並になってきた。
そりゃそうだ、、目の前でこれだけ魚が見えたら誰も帰るはずがない。
しかし、これだけアングラーがプラグをキャストすると、さすがに魚もバイトしなくなってきた。
でも、ボイルは相変わらず。
そこで、プレッシャーの掛かっていないエリアを攻める。
ヨレヨレをセットしてフルキャスト、表層スローリトリーブで攻める。
ヨレヨレほど飛んで、表層をゆっくり引けるプラグはない。
50m先の何にもないオープンエリアで次々とヒット。
バチのシーズンは魚も捕食というより、吸い込み系のバイトをしてくるので、ショートバイトが多発する。
風神Zネオンナイトの鬼掛けティップでも2回に1回しかフッキングに持ち込めない。
場所を少し変えて、やっぱり沖目の表層でヒット。
今日は特に特筆すべきパターンはなかった。
大事なのは目の前にスーパーボイルがあったということ。
まさに目の前に数百匹のシーバスの群れがいたということである。
この魚がどこに流れていくか。
半分は隅田川を上り、あとはシェード周りに着くというイメージがある。
果たして今年はどうなるか。
大きな魚がいないのは少し不満だけど、まあ付き合ってみるか?てな感じ。
使用タックル |
ロッド |
アピア 風神ゼータ83Lネオンナイト |
リール |
シマノ ステラ3000AR |
ライン |
東レ シーバスPE 1号 |
プラグ |
邪道 ヨレヨレ〜
メガバス X-80SW |
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