Area5 - Stage8 〜 港湾部真っ向勝負 〜
2003年5月22日 港湾部シーバス
更に肌寒さが増した。
潮が回復するのに絶好の条件が揃いつつある。
湾奥のバチ抜けも一段落しつつあるのか、GETBOOKでもベイトパターンと予想できる報告が相次ぐようになった。
季節の移り変わりは難しい時期になる。上手に対応することが肝心だ。
春のパターンを引きずっているとどつぼにはまる。
今日は潮終わりの小潮。
確保できた時間はまたもや数時間。
港湾部真っ向勝負開始。
真っ先に向かったのは有明の常夜灯がらみ。
結構強く吹く北風で岸壁にバチが吹き寄せられるパターンを予想していた。
ポイントに着き、そっと海面をのぞき込む。
多少のゴミがあるが、雰囲気は良さそうだ。
正面から風が当たり、足下の影で水面がパシャパシャと波立っている。
足場が高い時にデッドスローでバチパターンを演出できると言えばマーゲイだ。
夜光虫が光り出すこの時期こそ、マーゲイSWの出番。
パールピンクをキャスト。
岸壁ギリギリをスローリトリーブする。後ろにかすかな夜光虫が見える。
更にリトリーブを遅くして、夜光虫が見えないぐらいにする。
後ろでシーバスの反転が見える。
魚はいるな。
と思ったらヒット。
小さいけど
リリースして次を狙う。
とにかく足下。音と光を極力変化させないようにして5mほど移動。
また前方にキャストして、膝をついた姿勢で足下までデッドスローリトリーブ。
ココンとバイトがあったけど、乗らなかった3投目。
足下でふっとストップし、ラインテンションをフリーにしたらヒット。
小さいけどマーゲイならではなの飲み込まれ方。リーダーは必須。
調子がいい。魚のコンディションもすごくいいし、何しろ相当な数がいると予想できる。
まさに湾奥の第1陣の分布の中心に遭遇した感じ。
こっからサイズアップを狙っていく。
5分ほどして、またもや足下から引っ張り出す。
これは50upありそうだった。
魚はいるんだけど、どんどんとスレてくる。本来ならばここでカラーローテだ。
しかし、今日はマーゲイはこの一色しか持ってこなかった。
ハチマルとのローテも考えたけど、ここはアクションで押し切っていくことにする。
それでも2ケタぐらいはいけそうだ。
最初攻めた場所に戻り、キャスト後、カウントダウンを10。
そっから超デッドスローでリトリーブしながら、ちょーんちょーんとまるでエビがはねるようにショートトゥイッチを入れる。
今日はこれがはまった。
これも50up。
テールのフックがダブルフックになってしまっている。
それでも構わずに攻め続ける。
水深2mライン。デッドスローリトリーブ&フリーテンションショートトゥイッチ。
魚はいる、そして必ず出る。
そう頭で理解し、直感で信じていないととてもできないパターン。
これができると6月は面白いぞ。
足下でのヒットを耐えに耐えてスズキ級をキャッチ。
未計測だけど、おそらく65センチぐらいあった。
まだ攻めていない岸壁際ではライズらしきものも見られる。
じっくりと攻めながら進んでいく。
3連発でフッコをバラした後にようやくフッコ級を抜き上げる。
次の1投でまたヒットした同じサイズ。
結局、今日はこの1本で押し通してしまい、他に何も投げなかった。
夜光虫の時期。
夜光虫攻略法の最大のキモはポイント選定だ。
活性の高い場所に行けば、どんなに夜光虫が光っていても果敢なバイトがガシガシ得られる。
ところがそんなポイントはそうそう見つからない。
そんな時、デッドスローでもわずかにアクションし、水つかみのいいルアーが必要になる。
トゥイッチもジャークもいらない。
足下に魚がいそうな場所でひたすらデッドスローリトリーブ。
水面に上がってくるタイミングが絶対的なヒットパターンだ。
使用タックル |
ロッド |
アピア 風神ゼータ83Lネオンナイト |
リール |
シマノ ステラ3000AR |
ライン |
東レ シーバスPE 1号 |
プラグ |
邪道 ヨレヨレ〜
メガバス X-80SW マーゲイSW |
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