Area5 - Stage16 〜 本気の本気 〜
2005年4月9日 港湾部シーバス
東京湾で一年のうち、一番シーバスが釣りやすいシーズンと言ったら、春か秋だ。
どっちが好きかと聞かれたら、僕は間違いなく春と答えるだろう。秋の大型狙いも夢中になっている釣りの一つであるが、最近は春でも大型を狙うことができるようになってきた。(体重は悲しいほど軽いが・・・)
同時に春は数釣りもできる。なので僕は花粉の飛散が収まった4月からGWにかけての時期が一番好きなのである。
しかし、決してイージーではないところが春の面白いところである。
GETBOOKを見てもらえば判るように、春は二桁を釣る人の報告が並ぶ間に、見事にホゲった人の報告も珍しくない。決して簡単ではない。シビアというか、バス風に言えばフィネスなのである。きっちりとその繊細さを合わせた人がたくさん釣る。その明確で一貫した春は、シーバスフィッシングを覚えていくのに、本当にいい季節だと思う。
長い出張から帰ってきた8日夜はすぐに家を出て、川筋でディープウェーディングをした
橋の下狙いだったが、先行者あり。話しかけて状況を聞き、上流に入る了解を得て立ち込み開始。ラインが絡まないよう、下流の人にタイミングを合わせながらキャストする。(常にラインを拾わないように後からキャストして、後に回収する)
川の流れと、ゆっくり上げる潮のハロクラインを見事に読み切って、橋下のアングラーには出ない中、釣りはじめて30分ほどで70後半を2本あげて、すこぶるいい気分だったが、2本目をリリースした数分後にデジカメが微妙に漬かっていることが判明。
慌ててデジカメを救い出し、水を切ろうと振った瞬間にデジカメは我が手を離れ、川面へと消えた。(魚のヌルヌルがまだ指先に着いていたと思いたい)
その後1時間ほど、川の中でデジカメを探したのだが、微妙に怪しいサイドステップを踏みながらリトリーブする自分に、下流の釣り人は怪訝な顔で去っていき、橋下に入ったところでもう1本70センチ級を追加。
うーん、写真がないとなぁ。
と切ないお話をしたところで、翌日。
お古のデジカメを取り出して、一路港湾部へ。
春の港湾部は雨が降ると状況が悪くなる。
雨から時間が経てば立つほど良くなっていく。
要するに雨の直前が一番いいのである。
週明けから雨が予想される。
今日しかないだろう。
明るい時間から釣り場に行く。道中の運河も見たが、スゴイ人の数。
着いたとたんに、夕日が沈んだ感じだったが、遠投してボトムから普通にリトリーブした青龍に1本。
青龍20g、ちょーやばいジグかも。普通に飛んでジグミノー並みの泳ぎします。
暗くなったところで、辺り一面でライズが出始める。
特に風表から水面の流れがゆっくりと払い出しているところでライズが激しい。
何も考えずに、ヤルキスティック。まあ普通に釣れる状況。
みんな60あるかないか。今年は型が安定してる。
見切られないよう、カラーローテだけはきっちりとやる。春の基本だ。
後は群れの外側の魚から、掛けていくこと。中心で掛けない。
春の魚は3〜5尾単位でスクールを作ることが多い。
小場所でライズが出ていた場合に、1本で終わるか5本で終わるか。
答えは1本だけで終わった場合と、2本目が出たときの差にある。
1時間ほど楽しんでいたが、ライズも静まりかえってきた。
そこでシンキングミノーを試していく。
魚のレンジは水深7mの2〜4mライン、そこにシンキングミノーを魚に見せていく。エビパターンの時も強いこのパターンは春特有の感覚で引いていく。ルアーのウォブリングアクションを魚に気付かせない。ローリングしかしないギリギリのアクションがいい。
そんなイメージで、明暗を探っていると、グッと乗った。
やっぱりハチマル様はすごい
藤澤さんのメテオストライクでは1本。
2本目は会心の1本。ベイトを魚として食わせた感じがした。
再度、ライズが出たので、すかさずヤルキスティックを投入。
1投で食ってご機嫌に抜き上げたら上がった直後にパキーンと割られてしまった。
まあ100本近く釣ったやつですからね・・・
追伸
いよいよヤルキスティックの出荷が始まるそうです。
使用タックル |
ロッド |
アピア 風神ゼータ 港湾部専用プロト |
リール |
ダイワ セルテート2500Rカスタム |
ライン |
東レ シーバスナイロン 8ポンド |
プラグ |
ヤルキスティック
メガバス X-80SW
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