Area5 - Stage25 〜 映像配信開始
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2007年5月20 港湾部シーバス
先週はロッドを振った時間に対して、魚に触れる時間が本当に少なかった。
1時間に1尾を大きく下回っただろう。
魚は釣れなかったが魚が見えていないわけではない。
あくまで取材や開発のテーマが川筋だったために、川で苦しんだだけだ。
運河に目を向ければ盛大なライズが毎日のように起きている。
最近はどうもダメだ。
悪い流れが始まりつつある。
細かいことやつまんないことが色々とあって、へこんでくる。
こういう時は少し辛抱するしかない。誠実に謙虚に。
それがまた良い流れをつかむコツ。
ところが悪い流れがなかなかそれをさせない。
余計なところに時間を取られ、大事なところに時間を回せない。
本業の仕事でも私的なことでも嫌なことが相次いだ。
どれもその多忙さの中の気の緩みというか甘えが招いた。
TIP-OFFの盛り上がりもそうだろう。
忙しさの中で、まともにレスする時間もないのに、だけど何かしら書かないと申し訳ないという思いで中途半端なことを書いてかえって問題を大きくする。
沈黙を守ることも重要だ。
日曜日、朝から横浜に用事があって、ふ〜じと行く。
ぐったりと疲れて中華街でランチ。帰る途中に話が盛り上がって急遽釣りに行くことに。
行きたいところは?と聞かれて運河、と即答する。
やりたいことがあった。
TIP-OFFの主題でもあったヤルキバの壊れやすさ。
改めて製品版ではどうなのか。その辺をしっかりと追ってみたかったのだ。
そこで新品をパッケージから空けて、今日はこれ一本でやることにした。
パッケージから出したばかりの新品。このフックの返しをつぶした状態でスタート。
一部、塗装のヘコミがある。これについてはメーカーが調査中。
向かった先は久々の運河水系。
運河のストラクチャーゲームをやらないと話は始まらない・・よね。
夕マヅメで見渡す限り、7〜8人のアングラーの姿。
暗くなるのを待っていたかのように、バチ抜けライズが始まる。
錦糸町のセミナーでも話したけど、GW明けのバチ抜けライズは19時から20時半まで。
その時間をしっかりと抑えて釣りをしなければいけない。
周囲はキャストしていたが、僕はずっと水面を見て機を待っていた。
待っていたのはライズの定位。
30分ほどしていよいよ薄暮も終わりになり、本格的に暗くなってからライズが定位した。
近くで投げ続けていたふ〜じがこのタイミングで1本掛ける。
よし。
そう言って立ち上がり、
いきなりヤルキバを水中に落とす
涙
最近ホントだめ・・・。
仕方ないので一度車に戻ってまたヤルキバを取り出した。
イブランオレンジ。数回使ったので少し傷があるがまあ新しい方。
それで行くことにした。
これで勝負
最初の10分ほどはバイトが出せず、レンジを探りながらの釣り。
最初に船の際でバイトが出てレンジ判断が固まる。
水深15cm、ヤルキバというよりにょろのレンジだけど、できないレンジではない。
灯りの下にトリッキーバチが固まっているのと、ボラがしきりにバチを追っているので、デッドスローを止めてトリッキーアクションに変える。
これが奏したかすぐにヒット!
が、バラシ。
気を取り直して、さらにまたヒット。
45cm位をランディングして、フックを外した途端に、ビチバチと跳ねて海にお帰り・・。
やっぱりなにか調子悪いです
が、パターンは見えた。
水深30〜40cmのリトリーブで魚を引っ張ってきて、足下の8の字で喰わせる展開になった。
そこから2投に1ヒットくらいの鬼釣りが始まるが、今日はこれをことごとくバラす。
ほとんどのファイトがテール一本にフックアップするのだが、魚の動きに一瞬ロッドが遅れる。それでバレてしまうのだ。
テール一本だとシングルフックが欲しくなる。
シングルなら獲れる可能性が高くなるかもしれないなぁと。
が、ちょっと前に30本ほど釣った夜もある(開発テストのためUPしてないけど)
その時は、掛けた魚のほとんどが獲れたのに、今回はほとんどの魚を外してしまう。
何がいけないのかがわからない。
11の1までスコアが落ちて、ようやく2匹目をランディング成功。
エラの付け根にかかってました。出血はしなかったけど危ない位置。
この時点でヤルキバには何の異変もない。
指で押してみても折れる様子もない。
同じプラグ一本で攻め続けるので、レンジを変えて目先を変えていく作戦。
ボラの猛攻が激しく、デッドスローにするとボラがバクバクと襲ってくる。
それをさせないスピードで、かつ、スズキを誘うスピード。
説明できないので今回から動画を用意してみた。
ライトを付けた状態でその時の動かし方や速さ、イメージを撮ってある。
シーバス攻略動画
たまに紹介するのでこちらもよろしく。
ムービーは足下の8の字だけだが、キャストして同じ様に誘うことができる。
キャストしたら、数秒ほど沈ませて、ショートトゥイッチをベースにリールのリトリーブをストップアンドゴーにすると、縦の細かいダートアクションで魚が誘える。
それでそのまま魚を引っ張ってきて、足下で喰わす。
ボラが4匹、スズキが1〜2匹、そんな感じで付いてくる。
ボラの猛攻を、水中に目をこらしながら交わす。
UPしたムービーのスピードで8の字をしていれば、ボラがバイトしてくることはまずない
だけど、いつまでも一所懸命に反転して追っかけてくるのである。
そこで水中に突っ込んだロッドティップでボラの頭を叩いてあげる。
(あくまで8の字の途中でぶつける事が大事。8の字優先。決してプラグの動きを止めてはならない)
ティップに当たったボラはびっくりして逃げる。ドバッと水面に水しぶきが発つ。
その水の流れや音がスズキのスイッチを入れる。
その後の1周目か2周目にスズキがもんどり打ってバイトしてくる
嘘ではない。ボラがバチを追うシーズンの最強メソッド。
魚がいる気配があるときは、5分でもやり続けることが重要である。
それを掛けて、バラす。
バラシの山。おかしい。
14の2という屈辱的なスコア。
最後の2本はどちらも70後半あった。
いくらなんでもおかしすぎる。
と、ふとロッドを見たら、クロスインパクト2のテストモデルを持ってきてしまっていた。
イブランのつもりで使っていたのだが、その違いに気付かないなんて・・・。
相当疲れてるんだな、と。
余裕がないのである。かっこわるい。
少しペースを落とさないとダメなようだ。
ロッドが柔らかいとなれば、ファイトの仕方を変えなければならない。
喰って、最初の突っ込みを向こう任せにして、魚が突っ込んだときにしっかりとアワセを入れていく。
40後半。3本目。 15の3・・・。
次の一投でまたヒット。
しっかりと潜らせてからロッドのベリーでアワセを入れていく。
改めて風神イブランのすごさに驚きつつ、このロッドでいかに取るかを考えていく。
次に2本バラす。
バラしたときにヤルキバが飛んできて、足下の矢板にぶつかった。
テールを見たらヒビが。こんなあっさりヒビが入るはずはない。
何かが起きているかもしれない。
オープンエリアで魚が出なくなってきたので、執拗にストラクチャー攻めを行う。
6回くらい、しこたまぶつけたが、特に割れるとかヒビは発見できず。
1本バラして、その次の1投でこの魚を獲る。
19の5。
20分ほど粘って22の6。
22の6
最終的に22本という魚を掛け、それなりに強引にファイトしてみたが、いきなり壊れるという事はなかった。
と、ここまで書いたが、もう眠さが限界。
今回はここまで。
使用タックル |
ロッド |
アピア 風神号 クロスインパクト プロト
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リール |
ダイワ イグジスト2508 |
ライン |
東レ シーバスPE F-ZERO 1号 |
プラグ |
邪道 ヤルキバ
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