Area5 - Stage29 〜 まだバチパターン 〜
2008年6月25日 港湾シーバス
久々のプライベートの釣り。
昨年から続けていた開発品、春には全て出るはずが、全てのメーカーが遅れに遅れた。
昨日ようやく、ナイトホークが店頭に並んだところである。
SU-SANもBR@STもAXAもみんな総遅れ。
ルアー開発もシビアなところになってきた。
普通に泳ぐだけのミノーならいくらでもある。
釣れるミノー。僕が思う水中でイメージを具現化するもの。
それを具現化するための条件が本当にシビアなんだろう。
だから、製造時の一瞬のズレが全てを台無しにしてしまう。
釣りには言ってるが、そのテストばっかりという状態。
それも先週で終わり、ようやくプライベートな釣りに行ける環境に。
個人的なテーマである上流部に何回か行ったが魚を掛けてもキャッチはできず。
溜まったフラストレーションを晴らしに港湾部へ。
この時期の港湾部は、冬の間に溜め込んだ栄養素に対して、水温がしっかりと上がってくるのでプランクトンが大増殖する。
赤潮は貧酸素水を産み出し、北風が吹くとそれが水面に出て、死に神の水に変わる。
トップページでリンクしている貧酸素水情報を見てもらえばわかるが、6月頭の段階で赤潮がひどい。
しかも、今年は雨がしっかりと降ってるので、湾奥の表層の塩分濃度が薄い。真水が上にあって塩分濃度の濃い潮が低層、その低層の潮が貧酸素水となっている状況。
がっちりと千葉沖に固まっていて、北風が怖いなと思っている矢先に旧江戸川で大量死が出た。
こうなると春シーズンも終わりに近い。そう思う頃にシイラのニュースが駆けめぐる。
しかし、全てが終わるわけではない。
ほとんどのスズキは沖へ下がるが、一部は川を上り、一部は湾奥に固執する。
その固執するスズキを釣るのも楽しい。
この時期に北風が吹くときはたいてい雨である。
その雨が流入したところは酸素も多くなり、潮も回復する。
そのまだら模様を読むのが大事なところなんだが、結局は淡水の力である。
それが天然でも人工でもどっちでもかまわない。
酸素量豊富な淡水が入るところ。
港湾部なら排水がらみである。
会社が終わって家に帰り夕飯を食ってすぐ直行。
潮は小潮。満潮がもうすぐだが、ほとんど潮は動かない。
となると、魚の動きは風、くわえて流れ込みの流れ。
行くべき場所は一つだけ。
大きな流れ込みの影響を受けるエリアの台船回り。
潮の流れと風向きと流れ込みの流れの向きが一致して台船に当たっている。
今日のポイントはここだけ。
ポイントに着くと、トリッキーバチがクルクルと水面を回っている。
ライズが出るか水面を見ていると、10秒もしないうちに一発バシャッと出た。
ヤルキバをセットし、水面直下を引く。
ロッドをめいっぱい立てて水面下3cmを引ける限りのギリギリのスピード。
数投でヒット。
ライズが頻繁に出る状態。
爆釣まではいかないが、終始ポツポツと釣れ続く状況だろう。
ヤルキバを扇状にキャストして探っていくが、バイトが1回あったのみ。
スーサンに変える。
ロッドをめいっぱい立ててデッドスロー、レンジはヤルキバと一緒。
10分ほどしてヒット。
その後、ライズが出る割に掛けきれない展開が続く。
台船回りのストラクチャーをエドニスのデッドスローで攻めていると1本。
それも撃ちきってしまい、元のライズ場所に戻る。
ヤルキバとスーサンのローテーションでずっとポツポツ。
見事に10分に1本ペース。連発したいがそれもできない。
諦めようと思う頃にバイトが出る。
しかし、いるということが判っていて、それに対して合わせられた時の楽しさは何ともいえないもの。
21時を過ぎて潮も止まり、ライズも落ち着いたので終わりとした。
使用タックル |
ロッド |
アピア 風神Z 91MLナイトホーク |
リール |
ダイワ イグジスト2500 |
ライン |
東レ シーバスPE エフゼロ1号 |
プラグ |
邪道 スーさん
メガバス エドニス
邪道 ヤルキバ |
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