Area6 - Stage1 〜 駆け足で夏は過ぎていく 〜
2002年9月2日 荒川ボートシーバス
今年も夏が一気に駆け抜けていった。
毎年、夏になったら何をしよう、って考える。
そしてその半分も実現できぬまま、夏は過ぎていく。
やり残したこと。今年は名残惜しいくらいあったな。
今回出撃するボートはヤマハのUF21CC。
ヤマハの試乗艇を好意で借りることができた。
NEWは恥ずかしいけどご愛敬だ
この船、ぱっと見た目はシーバスに向いてなさそうな感じを受けた。
しかし、乗ってみて基本性能の素晴らしさに思わず唸った。
他の釣りと違うシーバスフィッシングの最大の特徴に、風上に船尾を向けて船を止めながら釣りをする、ということがある。
まともな技術を持ったガイド船に乗ったら、それがよく解ると思う。これができなければ正直、この釣りは難しい。
そしてやってみると意外と難しいのだ。しかも、操船しながら釣りをするとなると、もう難易度Eの世界。
操船者が釣りをしやすいボートってなかなかないのだ。
この様に風上に船尾を向けて止めることは意外と難しいのだけど、この船だと簡単にできてしまった。
普段僕が乗っているボートとのあまりの違いにびっくりした。
一番の理由は、この船の重さによるものだろう、21フィートでこれだけ重い船は国産パッケージでは無いのだ。
この緩やかな惰性が安定感と余裕のある操船を生み出すことができる。
もう少し馬力のあるエンジンが積めるのだったら満点をあげたいところだ。
話を釣りに戻そう。
まずは先週良かったシャローに行ってみた。
緩やかながら川の流れが瀬の上に微妙な揺らめきある流れを作り出している。
そこにミノーを通していく。
僕はビリケン110、反応がないのでレアリップレスを流す。
それでも反応がないのでシャローはあきらめる事にした。
次に向かったのは明暗部。
それにしても止めやすい船でした。ヤマハさん、これをシーバス用にファインチューンしてくれ。
風はほぼ無風、流れだけが明暗部の要素を作り出している。
ブレイクラインを絡めたあたりでは反応が悪いので、ブレイクの上に入ってみた。
これが正解。
いきなりまっつあんにヒット。
ここで気付いた。
「あ、そういや、このボート、タモがないねぇ。」
なに〜!
と一同からブーイングが起きるが、今さら仕方がない。
僕は昔からタモ網をほとんど持たないいでこの釣りをし続けてきた。
ハンドランディングした魚は優に千を超える。
ハンドの鬼と呼べ。
と、傲慢かまして、僕が全ての魚をハンドランディングすることに。
ところが、まっつあんの魚は船に寄せる前にバレてしまう。60センチぐらいあったかな。
水深が浅いので、水深1m以内のレンジキープができるルアーを使うよう指示を出す。
3分もしないうちに、れれのサスケにヒット。
今度はがっちりとつかんでランディング成功。
荒川、完全に始まったね。
サスケのヒットにヒントを得て、みんなレンジを変え出す。
僕とふ〜じはX-80SWからフレッシュバック100SRFへ。
これが正解。
すぐさまふ〜じにヒット。
流れに乗って突っ走る魚を上手に押さえ込んで船尾へ。
そこを僕がすかさず掴む。
62センチ。
綺麗な魚にはタモ網使いたくないもんですな。この美しさはハンドランディングでしか出ないよ。
と、タモ網忘れたくせに能書きをこく。
僕も右手の故障をかばいつつ、とりあえず1本だけ狙ってみる。
橋脚に絡めたゾーンを通して、65センチをキャッチ。
ちゃんと自分でハンドランディングしました(笑)
サスケにチェンジするもなかなかパターンを掴めきれなかったまっつあんもやがてヒット。
秋です。ほんと。
時合は1時間ほど。
船中で5分おき、誰かが掛けるといった展開で釣り続ける。
回遊する魚が足を止める場所。そこで待つことの大事さ。
僕も、あと1本だけ、あと1本だけといいながら4本キャッチ。
さすがに指の握力が無くなってきた感じがしたので終わりとした。
秋がいよいよ始まる。
今年の秋はArea3をやってみようと思ってる。
使用タックル |
ロッド |
ミラクルワークス ジャンキースティック70Xpi
メガバス Destroyer F3-610XS |
リール |
シマノ ステラ2000 DH |
ライン |
東レ シーバスPE 1号 |
プラグ |
アンレーズ フレッシュバック
邪道 ヨレヨレ〜
メガバス X-80SW・X-110SW |
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