村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area7 - Stage2 〜 落ちるスズキを追いかけて 〜

2001年12月4日 長浦湾

 

 

 

今週は体を一休みさせようと思っていたのに、気付けば連夜の徹夜釣行。

昼の仕事も師走なりに忙しくて、睡眠時間が圧倒的に足りない。

でも寝不足で死ぬやつはいないって言うから、とりあえず限界までは頑張る。

だって魚見えてるのだし。

 

昨日の釣りの状況を後で思い返している時にいくつかヒントが出た。

こういう時のセオリーはトップ系なんだろうけど、この場所では全然出ない。

で、明暗を使って口を使わせて何とかキャッチしたわけだけど、他にミッドレンジの釣りを試しても良かったのでは。そう思ったのだ。

もちろんX-80SWなどの可能性は十分に探ったけどダメだった。

他にミッドレンジの釣りということでベイスラッグを用いたメソッド。これに反応するのではないかと。

 

あともう一つ、昨日ヒットしたメソッドにある程度のマッチザベイトの概念を組み合わせて融合させたメソッド。

そのあたりを試してみたい。

そういうわけで昨日と同じ場所にやってきた。

一緒に来てくれたのは爆釣速報のNovさん。

 

朝に雨が降ったので魚が移動してなければいいなと思いながら現場に到着。

すぐに目に入ったのがベイトの大群。

そして1分もしないうちにライズが出た。

いるいるいるいる。

 

冷静に状況を書いてみると。

うん万といるベイトフィッシュのちょい下のレンジをユラユラと泳ぎ回るシーバス。

そしてそのすぐ上のベイトだけが水面からピンピンと飛び出して逃げている。

それがなんかざわついている感じに見える。

で、ある時、何かをきっかけに、何か条件を満たした時?、突然水面付近のベイトを捕食するシーバス。

ここが分かったら攻略の糸口が見えてくるのだけど。

 

もう一つ、ずっと見ていると比較的同じ場所でライズが出る事も気付いた。

しかし、その横や上を普通にルアーを通しただけではバイトが出ない。

だったらどうするのか。

 

その一つがベイスラッグにあるのではないかと。

まずはアスリート9Sで広範囲にざわつきに向かってキャストするが特にバイトが出ない。

そこでベイスラッグにチェンジ。

明暗の境目、そして水深2mぐらいをデッドスローで攻めてみる。

そこからロッドアクションでスーッと上に逃げる動き。それを演出してやる。

 

が、バイトは出ない。

なんか活気に欠けるなと思ったら下げ止まりだった。

魚は時々豪快に水しぶきを上げてカポーン!ってやってるけどなかなか食ってこない。

上げまで待っているとやがてライズの頻度も多くなりチャンス大となるだろう。

少し寝ることにした。

 

 

1時間ほど休んでまた開始。

ベイスラッグでざわつきの中に投げ込み、すぐさまラインスラッグを取ってデッドスロー。

そして5秒ほどですっと竿を立ててみる。

これで食いそうなゾーンを通してみる。

 

10投ほどしたが反応無し。

ダメかな。と、思ったら突然バイト。

 


いきなり丸飲みの状態。デッドにならなくて良かった。

 

 


サイズは目ジャーで56くらいかな。 銀ぴかの綺麗な魚でした。

 

 

10分後くらいにすぐまたヒット。

これまたベイスラッグをデッドスローで通して途中からリフトアップを意識したメソッド。

足下まできっちりと泳がせようなんてやったらこの魚たちはきっと取れない。

明暗に絡めてルアーを上昇させる。シーバスから見たら逆光でよく見えないに違いない。

シルエットで勝負させることが秘訣なのか。


60センチでした。

 

 

しかしサイズが伸びてこない。泳いでいる80UPも何尾か見えるのだけどこいつらに口を使わせないことには。

比較的近くにいる魚と取るメソッドは何とか形になった。

すでに4時、時合としてはあと1時間ちょいしかない。

明暗の遠い境目などでライズする大きそうな魚たちを狙ってみることにした。

 

 

そこで登場するのがX-110SW。カラーはセグロイワシなんとか。

実はこれしかないのでは、との確信があった。

 

むやみにキャストしないで指にラインを掛けて待つ。

5分ほどたっただろうか。右前方に大きな捕食音が出た。

すかさずキャスト。サミングしてラインを張って着水、同時に軽めのジャーク。目的は水をつかむこと。

そこからデッドスローか、ジャーク&ジャークで狙ってみる。

 

そんな感じのメソッドを10回目ぐらいだったかな。

ざわつきがひときわ大きくなって捕食音が出る寸前の状態に投げ込んだ時だった。

強烈な当たり。

ロッドを立ててアワセを入れる。6番フックだけに慎重にファイト。

ランディングしたのは77センチ。


やっぱりリップ削った方がノーマルより釣れると思う。


こんな感じ。お腹パンパンだけどあと2週間は荒食いできそうな感じだった。

 

リリースしてまたゲーム開始。

Novさんは未だにノーバイト。色々と攻め方をアドバイスしながらやっていく。

時合もあと30分ほど。もうすぐ明るくなりそうだ。焦ったらダメだけど焦って方が見ている方は面白い。

 

 

15分ほどした時だろうか。ブワッシュ!というデカイ捕食音が正面のはるか遠くで聞こえた。

光りもほとんど届かないのでざわつきを目で見ることができない。

耳をすましてイワシが水面を跳ねる音を探す。

・・・。

ピチピチピチピチピチ。

聞こえた当たりにX-110SWを投げ込む。

水面に着水する寸前に、サミングを終えベイルを戻してから着水。

そこからすかさず、ジャーク。

スパーン!

食った!乗れ!!

ガッツーンとロッドが入ってひん曲がる。よっしゃデカイ。絶対に80UPは間違いない。

ドラグから猛烈な勢いでラインを引きずり出していく。障害物に気を付けながらファイト。

なんだか鯉を釣っているかのようなトルク溢れる引きが快感だ。

 

5分ほどファイトしてようやく弱ったところをすかさずタモ入れ。

この腹ぶと。見てよ。


X-110SWのパターンつかんで出した1本。胴回り46センチの極太。

 

全長83センチの満足行くサイズだった。


何より重かった。

 

 

やがて、明るくなってきてライズも消えたので終了。

Novさんは結局攻略しきれなかったのか、ノーバイト。

難しいのは確かだけど出せない魚ではない。この魚を捕れるようになれば三崎港の魚も獲れるはずだし、館山自衛隊堤防のスズキも獲れるようになるはずだ。

週末また頑張ろうや。

 

 

 

 

使用タックル
ロッド Palms SGP-86L
リール シマノ ステラ4000 DH
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ ティムコ サーフスラッグ
メガバス X-80SW
   

 




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