村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area10 - Stage7 〜 イワシ or サッパ? 〜

2006年8月26日 港湾部シーバス


昨日やるべき事がみんな終わったなんて書いたら、某社長から電話が掛かってきて、

もう一つあったことが発覚。どうもすいませんってことで連日の出撃となった。

 

今年、発売したヤルキスティックは周年通して使えるシンキングミノーにセッティングしたが、春シーズンだけを考えると、もう少し軽くて浮力のあるセッティングの方が、釣果も上がるし、春向きの波動も出せる。

そんなわけで、ヤルキスティック、バチ抜けSPのテスト。

アクションとセッティングはもう詰めが終わってるので、後は改めてどのセッティングで決めるかという段階。

足場が高い人、低い人、喰わせの間がある人、無い人、それぞれで最適なセッティングがあって、迷う。

自分が釣りたいように、という思想で作ったヨルクルなんかは、使い方がわからないとよく言われたので、すっかり自信なくしたし、

誰でも釣れるようにセッティングしたX-80SWなんかは、

「良く釣れるけどつまんないから俺はビーフリーズ派」とかいう全くもって面白くないコメントを多数頂いたし、

最終的にやや玄人志向で完成させたヤルキスティックは、

「んー、僕とか村岡さんはいいんですけど、普通の人で春のスピードで水面を引くのは難しいんじゃないんですか〜。」

と、大野ゆうきにもキャスティングの店員にも、訳知り(笑)に解説されたし。

 

 

 

こういう時は考え方は決まっているのである。

何事もぶれちゃいけない。

一流のブランドとは、その根底から発信される全てのモノが、
一貫した思想に統一されているものである。

 

ということで、ヤルキスティックバチ抜けSPも、今のヤルキスティックと同じ玄人志向で行くべきだ、ということで決定。

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

でもなぁ。

迷う日々は続きそう。

 

 

 

そんなことを考えながら常夜灯の灯った岸壁にしゃがみ込み、あーでもないこーでもないと、セッティングを続けた。

見たかったのはアクションであるが、30センチ程度のセイゴが2本ヒット。

常夜灯の下、ロッドを立てて水面を早めに引くと、豪快に水面を割って出てきた。

 

 

 

 

 

テストが終わって、昨日ダメだった荒川へ行く。

弱い南風と結構な勢いの下げ潮。

橋の明暗の強い境目を、フレッシュバックとX-80SWで上から順に探っていくが、バイトはない。魚が沈んでいる。未明の上げに食いが立つ典型的なパターン。

昨日はここであきらめたが、港湾の潮が相当悪かった事から、魚の行き場は川しかないと考え、今日は川オンリーで行こうと決めた。

 

 

ヨルクルに代えて、橋下の暗がりから上流側に撃つ。明暗の境目より20mほど上流側、そこからヨルクルを沈めながら、明暗に流し込む。

ほとんどフリーテンションに近い。ラインスラッグは取るだけのような感じ。

3m、4m、ボトム、とレンジを落としながら攻める。

 

 

 

ゴン!

ボトムでバイトが出た。

ボトムにいる。

ほとんどボトムを転がりながら、明暗に流されてくるイメージ。

普通はこれじゃダメだが、ブレードが回るヨルクルなら、これでも喰う。

 

 

 

暗い影に入ると2投に1回はバイトが出る。

 

 

 

が、なかなか取れない。

シーバスじゃない???

バイトというか、ただ泳いでいる魚に触れているだけのような感じ。

春先のアミパターンや秋口の明暗の上げもこんな感じだが、下げでもこういうことがあるのか。

 

などと疑惑が脳裏に浮かんだ瞬間、ようやくヒット。

 

 

 

 

相当慎重にファイトして、ランディング。


60くらい?

 

 

 

その後は、やはりバイトのような触れているだけのような感触が続くばかりで、何もできないまま終了。

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神Z 83Lネオンナイト
リール ダイワ セルテート2500
ライン 東レ シーバスPE1号
プラグ シーバッド
X-80SW
ヨレヨレ〜
ヨルクル

 

 



 

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