Area13 - Stage2 〜超弩級の狙い方 〜
2006年10月9日 湾奥干潟
取材とテレビ撮影とプライベート釣行で3日間、前日の夜から合わせて80時間近くのうち、8時間ほどしか寝ずにほとんど釣り場で釣りをしていた。
徹底的な釣り漬けで感覚を鋭敏に研ぎ澄ましていきたい。
が、未だ、感覚は元に戻らない。
T.S.S.T.の時に見た世界もどこかまだぼんやりとした感じ。
昨日荒川で良いサイズを取ったので、狙うべき場所はもうほとんど決まっていた。
誰一人いない湾奥の干潟。みんな最近忘れてない?
と、挑発しても仕方がないが、実際釣れないのだから仕方がない。
確かにここは無理しないと釣れなくなってしまった。
荒川や旧江戸に行けば、そこそこまとまって数が取れる。
70UPも絡んでくるだろう。
そっちで待った方がいいだろうか。
それでもいい。
が僕の場合は否、だ。
超弩級が獲りたければ、超弩級が出るべき場所で待つべきだ。
60UPが10本出る場所で、待っていれば、1本は70UPが混ざってくる。
70UPが10本出る場所で、待っていれば1本は80UPが混ざってくる。
となれば、湾奥メーターは90UPが10本出る場所で待っていないといけない。
確信はない。
が、釣れるはずなのに釣れない場所。
そういった場所が東京湾奥にはいくつかある。
そういった場所こそ、90UPが10本出る場所(ではないかと)
1年掛けてか、2年掛けてかわからないけど、積み重ねていく場所。
バイトがない日だって当然多いだろう。
だが、そんな場所で、メーターに出会う気がするのだ。
が、今日はふ〜じ連れである。
そんな釣れない場所でホゲらせるのも申し訳ない。
ということで、微妙にズラしての釣り。
ゴロタから立ち込んでいくと、入るなり、案の定60センチ前後の回遊を捕まえて、ヒットの連発を始めるふ〜じ。
魚が見えてる人間と釣りをすると、色々と助かる。
ズラしのテクニックも、原点がなければズラしようもなく、それはもはやただの奇行である。
ふ〜じは腰まで立ち込んでる状態。
僕はそのもっと手前の腿くらいの水深のところで、魚を待つ。
流れが止まっているエリアと流れているエリアの境目である。
レアフォースとグースを使って、投げる方向もレンジもアクションも全部外しつつ、超弩級がバイトする要素だけを残して、待ち続ける。
ふ〜じが5本目を獲った頃(1時間半ほど)水面に気配すら見せなかったイナっ子が急にざわつき出す。
超弩級の予感。
キャストをやめて、水面を凝視する。
遠くでボシュッと音がする。届かないほど遠くだ。
近くにいないのか。
キャストしたい気持ちを抑えて、水面を探す。
イナっ子の走る水面を見つけて、その向こうに素早くキャストする。
着水して、ほとんど何にもしない感じでリトリーブしていると、グッと抑え込むバイト。
確信を持って、一呼吸送ってから聞き合わせを入れる。
首を振る感触にそのまま背筋を思いっきりひねって、アワセを入れる。
ゴババババババっと水面を割って、大きな口が横に走る。
フッキングはバッチリな感じがした。
じっくりとファイトして魚との距離を詰める。
そのまま浅瀬に詰めていく。
レアフォースが小さく見えます。
残念ながら79cm。
その後も待ち続けるも、バイトはない。
最後にグースに変えて、ふ〜じの攻めているところを楽しむ。
その時は40〜50センチの群れに変わってしまっていたが、1本獲って終了
使用タックル |
ロッド |
アピア 風神ゼータ83L ネオンナイト |
リール |
ダイワ セルテート3000 |
ライン |
東レ シーバスPE 1号 |
プラグ |
グース
アロウズレアフォース |
ゴミ |
ペットボトル |
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