東京湾の湾岸シーバスに真っ向勝負

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Area13 - Stage9 〜 鼓動、再び

2008年10月21日 干潟シーバス

 

 

 

 

 

壊れた時計も、1日に2回は正しい。

 

 

スズキ釣りとは、その正しい時間を探すようなものである。

どんなに上級者でも、スズキ釣りの正しい時刻に合わせ続けることは容易ではない。

ほんの一瞬、ほんの少し何かを間違えた瞬間に、正しい時間は時空の闇の中へと消え去る。

正解が、今の自分より、前なのか後ろなのか、それすらもわからなくなる。

 

 

初心者がたまに魚を釣るのは、その1日の2回みたいなものである。

しかし、その2回の経験を積み重ねて中級者になっていく。

 

 

時計を見続けなければ、正しい時間に遭遇できない。

釣り場に立ち続けなければ、正しい結果に遭遇できない。

 

諦めずに釣り続けること。それが初心者、中級者の大事なことである。

 

 

一方、ある段階のレベルに達すると、時計のダイヤルを回すことを覚える。

この時は進める。こんな時は遅らせる。

その経験値で正しい答えをいち早く見つけ出す。

 

2回に1度は逆に回すのが中級者。

上級者は短針を抑えて、長針だけですぐに合わせる術を知っている。

 

 

12時間に1度の初心者、6時間に1度の中級者。1時間に1度の上級者。

それが結果に如実に出る。

 

 

 

 

今日は結婚記念日、そしてガイアの夜明けの放映日。

だけど、釣り場に向かった。

理由は無い。秋のために生きている。それだけ。

 

 

潮位160前後のやや高い位置で潮が止まる本日。

狙い目は流れ込み。

全てのスズキは潮の流れを諦め、風か川や人工の流れに集まる。

定時で会社を上がり、食事をして出撃する。

 

釣り場についてすぐに川に入る。

ここは川だけど、要素としては干潟なのである。

そこにどどっと流れ込む真水。

その流れが馴染んだところにやってくるスズキはでかいのである。

 

 

流れに体が馴染んだところから、入っていく。

 

まずはオルタの第二弾プラグのテスト。

 

ははぁ、だ。ふむふむ、だとやって動きをチェックする。

レンジは良いが、まだ動きすぎ。

そこでアップクロスにキャストしてちょうどいい感じの動きが出るか見ているとバフッと水面が爆発。

 

その勢いでアワせる。

70センチ越えというところ。

 

 

テストはこれで終わり。もう少し作り込みが必要。

 

そのあとは本気で釣りに行く。

コモモカウンターをセット。このプラグのセッティング、いい感じなんだけどもっと動きを抑えて欲しかった。

が、レンジさえ合わせて、BTZがクリアできていれば魚は食う。

 

 

 

 

 

20分ほどしてヒット。

60くらい。

 

 

コモモSFにしてもう一本。

80あるかないかだったけど、陸に戻るの面倒でリリース。

 

 

 

釣り場に入って2時間ばかりが経過。

流れに対してゾクゾクと集まってくるスズキ。

決してライズという感じにはならない。

けど、この潮の動かない日。食べるために生きているスズキは流れを求めて集まってくる。

 

 

対岸に当たった流れが沖からこちら側に差して、川のわずかな流れを加速させる潮目。

それがブレイクに当たって鏡状に静かになっている先へ、ひたすらルアーを撃ち込む。

 

 

 

グースに変えて数投したときに一発。

完全に水面が爆発しての1本。

自分なりに満足できた83。

 

 

 

さらに1時間ほど頑張ってもう一本。

こちらはコモモカウンターのブレイク上デッドスロー。

 

 

こちらは86センチ。

 

 

前回に続いて超弩級をキャッチ。

 

 

 

時計は合っている。

この秋は合わせ続けたい。

だからこうして釣りに行くのだろう。

 

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神号 フローハント88ML
リール ダイワ イグジスト3102
ライン 東レ シーバスPE  F-ZERO 1号
プラグ アムズ コモモカウンター
ハンプ グース

 

 



 

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