村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area14 - Stage1  〜 群青の海に 〜

2007年1月5日 南伊豆遠征

 

ご挨拶

昨年は大変お世話になりました。

今年も多くの皆様にこの釣りの楽しさを知って貰うべく、頑張って書き続けていきたいと思っています。

写真は昨年の釣り納め。カワハギの午後船での釣果ですが、最後の最後に餌木をやって立派なサイズのスミイカをゲットしました。

 

 

 

釣行記

 

正月休みを利用して、伊豆に遠征した。

狙いは特になく、ルアーから餌木、エサ釣りのタックルまでありったけの陸っぱりグッズを車に積んで、あてもなく南伊豆を目指す。

途中の強い風にまずは磯ヒラをやってみることにする。

今日はやや東寄りの強い北風で、荒れているのは南伊豆の東側。

伊豆のヒラは西伊豆以外経験が無く、場所を知らないので、適当な磯を見つけてはウェーダー着てやってみるという感じ。

日がもう高くて出ない感じムンムンだが、サラシは分厚い。

久々のヒラスズキに悪戦苦闘しつつ、午後〜夕マヅメのチャンスを狙ったが、ダメだった。

でも、東伊豆のポイントをそこそこ覚えて満足。

 

 

日が暮れて、シーバスにチェンジ。

ベイトの情報が全く無いので、こちらも手当たり次第といった感じ。

下田の港周りの風表で2度ほどスズキのチェイスが確認できたが、他はダメ。

夜更けに青野川まで行ったが、釣り人おらず。ベイトもしーんとした感じ。

弓ヶ浜で思いつくままにフラット系を狙う。

この釣りも久々。200mほどを1mきざみに撃ち続けたがバイトは取れなかった。

 

夜明けが近づいて、妻良に移動。

ここではアオリイカを狙ってみる。

アオリーQの3号をセットして、しゃくり倒す。

堤防の上を北風が走り抜け、容赦なく熱を奪っていく。

徹夜明けの身体には少ししんどい寒さだが、頭は清涼としている。

 

 

1時間ほどやったら、夜が明け始めた。

妻良はとても美しい海を持つ。

特に冬は美しい。

ここが本州であることを忘れさせてくれるほどの透明度と群青さ。

光の届かない海底に少しずつ光が届き、輝きを増していく。

その無限とも思えるような感覚が僕はとても好きだ。

 

 

夏の日没直後、そして冬の夜明け前。

無限の時間に、数十万年の海の営みを考える。

今、自分がここに立つ意味。ターゲットがそこにいる意味。

必然なのか、偶然なのか。

 

 

 

ゴニョン!

 

 

ネオンナイトがティップを少し曲げて、その先に生物がいることを教えてくれる。

そのままもう一度聞き合わせるようにしゃくる。

ゴニョニョーンと懐かしい重さ。

ベリーを少し曲げて重さに耐えるネオンナイトに、独特のジェット噴射が小気味よく響いてくる。

 

 

しまった、タモを忘れた。

寄せてライトを付けてみると、長い足二本にフッキングしている。

鬼アワセ1発入れて、足の根元にフッキングし直す。

 

そのままぶっこ抜く。

 

 

新年の初獲物。

イカに終わって、イカに始まった2007年。

その意味するところは、いかに始まり、いかに終わるか。

うぅむ哲学。

 

 

イカを締めてクーラーボックスに放り込んだ後、車で3時間ほど寝る。

 

起きて再度イカを再開。

バイトは出なかったが、釣ったのはこんな場所。

 

 

イカが出ないので、青龍20gで乱射攻撃。

めいっぱい遠投して、ボトムに付くか付かないかをひたすら早巻きする。

同じコースを何度も通すと、1投目で気付いた魚が2投目にしっかりとバイトしてくる。

 

水深5m、起伏の激しい岩礁帯に潜んでいた魚はこの2種類。

煮魚決定。

 

 

 

 

日も高くなり、竿をたたむ。

立ち寄り湯によって、温泉に入る。

湯上がりの後の庭のミカンが最高。

 

ほのぼのとした穏やかな釣り始め。

2007年もこうありますように。

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ83L ネオンナイト
     風神ゼータ130MH
リール ダイワ イグジスト2500・セルテート3000
ライン 東レ シーバスPE1.0号+フロロ40lb+フロロ60lb
プラグ スミス サラナ
ダーウィン シンキングミノー
邪道 ヨレヨレ
アピア 青龍
ヨーヅリ アオリーQ

 


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