Area14 - Stage2 〜 太陽と海と空の国、高知 〜
2008年5月31日 高知遠征
先週、知り合いに誘われて、ある会合に出た。
会場に入った瞬間に失敗したと感じた。
優越感という香水がぷんぷんと漂うステータスと物質が支配する空気。
世の中のどうにもならないことをせせら笑うあまりの低俗さに、最初のトイレの後にそのまま帰ってしまった。
一転して翌日は本当にステキな夫婦と。
前日に会った方々に比べて、物質的な豊かさは変わらないと思う。
が、この精神的な豊かさの差はなんだ?
そんなことを感じながらのあっという間の3時間。
本当に楽しかった。
自分もこういう雰囲気が伝えられる人間になりたいもの。
つまるところの全ては、柳は緑、花は紅、であり、
仕事も人生も家庭も、そして釣りも何ら変わりはない。
自分と他を比較して、どうにもならないこと、でこの世界のほとんどはできている。
他と比べてこちらが優れていると感じたときの優越感、その逆に感じる劣等感。
そもそも、比較することができないものを、無理に比較するから、これらの気持ちは生まれる。
いくら思ってみてもどうにもならないことはある。
ならば、あるがままの姿を受け入れる。
他者比較から生まれる幸福感は修羅のささやきである。
他者比較は、客観的肯定を呼び他者依存へと価値観を変えていく。
それは決して満たされない世界だ。
日常の中にある、当たり前のようにある、「何かがある」という幸福感。
それを知っている人たちに出会っていく人生はとても楽しい。
金曜日の九州出張から、東京へは向かわずに高知へ来た。
高知空港で待っていたのはよく雑誌で見かける、湾奥の貴公子こと、大野ゆうき。
僕のタックルもごっそりと持ってくれた。
背広から戦闘着に着替える。
高知市内に入ったところで、河川巡り。
今回、2日間みっちり付き合ってくれたスガさん。
スガさんから色々と高知の話を聞く。高知は確かに型がデカイ。
以前の自分は、高知の100と湾奥の100は価値が違う、なんてことを書いていた。
が、そんなことはどうだっていいと思うようになった。
高知の100と湾奥の100が同じというわけではない。
高知の100はすごいし、湾奥の100もすごいのである。
つまるところ、どっちも釣りたいのだ。
着いた日の高知は太陽が眩しかった。
日差しが真夏の様で、心がウキウキする。
日も傾いてきたところで、川の堰下に入る。
朝まで雨が降っていたということで、堰下はすごい流れ。
対岸で大野ゆうきが攻める中、僕がいた側に流れ込みを発見。
写真のように小さな流れ込み、が、これは小さなサラシ効果を生み出している。
ブーツ110をキャスト。
1投目から、シーバスがもんどり打つ。
3投目にヒット。
今回の遠征のお供はBEASTBRAUL V3です。
日が暮れて港湾部をランガン。
SU-SANが絶好調。
セイゴがポツポツとヒットした後に、
水深40cmしか無いシャローで、ガツンと一発。
ゆうきもSU-SANでポンポンと魚を出していく。
SU-SANが背負うヤルキスパークリングアクション。
高知の魚にも通じることが嬉しい。
朝方は、河口で大型狙い。
海の大きさと激しさをひたすら味わった。
海の叫びはケモノの咆哮にも似ていて、畏怖心が心を支配する。
朝以降は、僕もゆうきもヒットはなかった。
ちょっと仕事の合間で訪れた高知釣行。
最近はすごく大事なものができてきて、それをしっかりと持っている人と次々と出会っていく日々。
良い流れ、なのかと思う。
お世話になった、濱本さん、スガさん、今井さん、こうかつさん、その他お友達の方、ありがとうございました。
いつかまた、高知の魚を触りに行きたい。
使用タックル |
ロッド |
アピア 風神Z 86MHビーストブロウル
91MLナイトホーク |
リール |
ダイワ イグジスト2508&3012 |
ライン |
東レ シーバスPE エフゼロ1号 |
プラグ |
邪道 スーさん
原工房 ブーツ110
アムズ Keep90 |
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