村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area30 - Stage1 〜 マンメイドの水温上昇 〜

2001年2月16日 港湾部シーバス

 

 

最近思うこと。

ああ、またもや釣れるのはフッコばかり。港湾部に照準を定めたランカー攻略は続く。

 

長潮にくわえて猛烈な北風が吹き荒れた今日。普通なら家でリールのメンテをするところだが、来週の良い潮周りに結婚式&TSCトーナメント&大阪〜福島出張と、全く身動きが取れないほどの予定が入っている僕はここで行かないとルアニューの連載のネタもなくなってしまうので、ためらわず出撃した。

昼間はけっこう暖かい陽射しが差したが、この北風では普通の港湾ポイントは壊滅状態だろう。狙いを定めたのは京浜運河、大井火力発電所の温排水のある一帯である。猛烈な北西風もここでは風裏に当たるので比較的ゲームがしやすいのではないだろうか。

 

ここは首都高速の橋脚とその明暗部の攻略がキーになる。しかも非常にアキュラシーを要求されるポイントなのだが、それができれば後の戦略要素は適当でも釣れる。

とはいってもいつでも釣れるわけではない。長潮の日でもやはり潮位が必要だ。23時から2時にかけての上げ5分から上げいっぱいを攻めてみることにした。一緒に新婚ほやほやのふ〜じも行くことに。

 

ちなみに、ここで大型をランディングした記憶があんまり無いので(最高で83が1本、後は60以下だった。)その辺の事例を改めて自分の実力で検証してみたいと考えた。

ここはポイントが横長なのでふ〜じとは左右別れて探っていく。僕は右。攻め始めて10投目くらい。シーバック80SRFのデッドスロー、暗いところから明るい側にルアーがでた瞬間に水面が爆発。が小さい。40くらい?

ふーじに写真撮ってもらおうかと思ったが、気付いているのに気付いていないふりしてやがる。(笑)

釣りたい気持ちも解るし、魚も小さいので手持ちで。

 

 

ついで、100mぐらい行った先でラウズにヒット。今度は暗いエリアの奥でヒット。

55センチくらいだったかな。

このルアー、魚を誘わせたら凄まじい。が、たぶん材質がウッドなので別名、ルアー破壊検査ポイントと呼ばれるここで使用するのは非常に怖い。途中、一回思いっきりぶつけてしまったのでここは温存策。

 

更に10m先のコンクリ周りをしつこくシーバック80で攻めていたら水面が爆発。

このルアーなかなか面白い。かつてリップレスミノーの独壇場だった水面直下の分野をプラスチック製のリップ付きミノーとしてここまで仕上げてきた。まだ浮力が強いなどの物足りなさがあるが、フックサイズをアップさせると驚くべき性能になる。

で、50センチぐらいか。

シーバックは120も好きなんだけど、どっちも浮力が強すぎる。秋のように大きなルアーを60が吸い込めないのは構わないんだけど、こういった場所で水面が爆発する割には全然乗らないとどうにも不安になってくる。ま、ポテンシャルがあるルアーなので今後フックとリングで最適なチューニングを割り出したら面白いルアーになるだろう。

 

そんなこといってる間にまたヒット。

更に45センチぐらいか?

すでに最初始めたポイントから数百mも離れてしまった。その間、いろいろと大型を探すべく多くのトライアンドエラーをしてきたが、大型からのバイトはない。大きいサイズはいないのか。そう思いながらも色々と試す。

往路は結局、8の6。数はどうでもいいことで、型が欲しい。

復路はルアーのサイズを少し上げてみた。

アイマやハンマー13を駆使してみる。

(こんな狭いポイントで使う事が実にアホくさいが、誰もやらないような事に大型を出すヒントがあるものである。)

 

で、アイマに55センチぐらい。

その後も同サイズを掛けるがバラす。

 

途中、キャストの瞬間、軍手にラインが一瞬引っかかり、ハンマー13を大破。むきー。

とぼとぼと最初に戻ると、ふ〜じも戻ってきていた。話を聞いてみるとホゲリ真っ最中との事。

うそだろ。フッコサイズならいくらでもいるって感じだぜって話をしてみると、どうも使っているルアーが悪い。

一度車に戻ってふ〜じのルアーを取ると共に、缶コーヒーを流し込んで再度出撃。

今度もまた左右違う方向に別れた。僕は左側へ。

で、また40センチのフッコを3本ほど。

大きいのはいないのか、出せないのか。イマイチ見えないまま終わってしまった。水温の高いエリアでベイトフィッシュは少なからずいるのだろうし、風裏であるおかげで上げ潮が程良く効いて魚の向きも定まっていたようだ。

 

 結局、13HIT10GETだけど、なんか違う。偶然だけで出るのではなく、狙って出せる何かがあるはずだ。ということでまた次回。

で、ふ〜じ?ホゲホゲだって。

ふ〜じをまくる会、卒業生第1号になりました。

 

 

 


2月17日 追記分

 そんで翌日。夕方に起きてベランダに出てみるとなんと南風が吹き荒れていた。

おい、こりゃ寝ている場合じゃないよってことで、ふ〜じを電話で叩き起こして出撃。

今日はしゅうちゃんとこの湾奥オフ会があるので、時間的には20:30までだ。

夕マヅメに京浜運河キリン裏に入る。

昨日と一転して今度は右から吹き荒れる風。潮も下げている。全体的には潮と風の向きが逆なんだけど、北側の50mだけは潮と風の向きが一致する。そこに目を付けてゲーム開始。

シーバック80をキャストして5投目ほど。潮と風が当たって水面が波立っているストラクチャーの真っ正面にルアーが通った。スピードはデッドスロー。水面が一瞬ボンと盛り上がってバイト。

アワセを叩き込んでロクテンのパワーで強引に寄せる。

ま、こういうサイズが欲しいのではないんだけど、とりあえずの1本目。60ちょっと超えるくらい。

リリースしてすぐさま、ヒット。今度もコンクリに風が当たって水面が波立っているところ。今日も潮がほとんど動かない日だが、魚は潮と風からなる流れの動きを感じてストラクチャーに付く。

今度も奥の奥でヒットしたので、ロクテンのパワーで強引に寄せる。たまらず向こうも水面でエラ洗い。また、60あるかってサイズだったが、そのままフックが外れてしまった。あいたぁ。

その後、10分ほどバイトに見放されているうちにふとあることに気付いた。風が弱くなっている?

一度冷静になって水面を見ると、まだ南風だけどそよ風程度まで弱くなってしまっていた。

そんなことをみているうちにも、どんどんと風が弱くなっていく。

水面が段々と穏やかになってサラサラになっていくと同時に魚からの反応が無くなってきた。

まずい。しゅうちゃんのオフ会に参加するから20時半には撤収しないといけない。

そこで、先ほど60を出した一番風当たりの良かったストラクチャーに戻ってみる。

すでに風はほとんど当たっていないが、この場所が最も潮が当たる場所でもある。そこでアイマを中心に流れの当たる側を徹底的に攻め込む。しかし、反応は無い。

じっと水面を見る。流れの当たる最初のストラクチャーには魚はいないようだけど、そのストラクチャーによって2つに別れたV字状の流れが2番目のストラクチャー群に当たっている。その奥の奥に良さげなゾーンが見えた。

昨日からロクテンを使いだしてキャスト精度も抜群に上がっている。ドラグをフルロックして、ためらわずにラウズを撃ち込んだ。

どんぴしゃで10m先にある幅1.5mの穴にルアーが吸い込まれていく。狙いたいのはその穴から5mくらい奥だ。そしてそこまでルアーが届いた。

サミングして着水音を殺し、着水直後にしばし待ってルアーを下流側に流す。ストラクチャーの際からデッドスロー開始。

まるで地下核実験の映像のように、鏡のように静まった水面が一瞬膨れ上がってその後沈んだ。

?!?

と、同時に竿に伝わる衝撃。背筋で目一杯アワセを入れて、ロクテンのフルパワーで魚を穴から引きずり出そうとする。一瞬、向こうも突っ込む仕草を見せたが、たまらず水面でエラ洗いを出す。その瞬間にチャンスとばかりにガシガシ寄せる。

魚が穴から出てきた

一瞬、その重量感に期待したが、魚を見たら70は無さそう。

一応計ってみると、66センチ。

コンディション抜群の魚であった。

イマイチまだ不満だが、時間になったので撤収した。

次回こそ、80UP。

 


2月18日追記分

2月18日。

またしても夕マヅメの京浜運河。

最初はキリン裏を考えてポイントに行ったけど、HPの影響か先行者あり。

そこでキリン裏から500mほど離れた浮遊ストラクチャー群に移動した。

夕マヅメの下げ7分という絶好の条件であったが、なんと無風。

ホントの無風って滅多にない。マジ見渡す限り、ベタベタに水が凪いでしまった。

こういう時ってだいたいダメなもんだけど、こういう時しか遊べないものもある。

そう、水面系だ。鏡のように凪いで潮が動かない時って、アングラーは引き波しか頼るパターンはない。

最近のお気に入りはエスフォー9。ちょちょっとチューニングして更にアピール力を増させて使ってる。

 

下げ潮がとりあえず当たっているだろう場所でキャスト開始。10分後くらい、ボシュッとフッコサイズのバイト。が、こちらにはなんの感触も無し。この場所とその時引いていたコースでフッコサイズのバイトが出るようでは先が思いやられる。速攻で移動。

ついで橋の下。鏡のように静かな明暗部にエスフォーの引き波が魚を誘う。

5投目ほどだったか。10m手前でド派手な水柱。

一瞬タメって、スイープにアワせつつ、ロクテンのバッドにテンション掛かる瞬間に叩き込むアワセ。

先週から使いだしたロクテンも腕にほぼ完全になじんだ。僕が考える完璧なアワセが決まってファイト開始。

結構走り回るので結構良い型かなって思ってじっくりとファイトさせる。ご存じの通り、ロクテンはアワセはバッチリ入るけど口切れが多いので竿をしっかりと90度以上に曲げてないとバレやすくなってしまう。

で、足下に寄ってからも必至に竿で魚を回す。(ここは柵越しのファイトなんでロクテンだとかなりきつかった)

どうにか魚が弱ったところでリーダー持ってぶっこ抜く。

まあ、この状況で70UPが取れたんだから良しとしましょう。

メジャーを車に忘れたのでサイズは測らないままリリース。

一本取ったので、満足。

その後は2ヶ所ほどレインボー周りも探ってみたがなんの反応も無し。

終わりとした。

 

来週は忙しいけど一日くらい釣りに行きたいもんだ。

 

 

 

 

 

使用タックル
ロッド Palms SGP-86L
メガバス Destroyer F3-610XS
リール シマノ ステラ4000 DH
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ ティムコ ベイスラッグ
ソルティバディ
メガバス X-80SW
   

 

 

 




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