村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area51 - Stage3 〜 潮あわせ 〜

2003年6月14日 港湾部シーバス

 

 

 

最近思うこと。

何が必要で何が必要でないか。

何が大事で何が大事でないか。

たくさんの情報、色々な意見の中で、すぐに見失いがちなもの。

そういった判断力をもっと増やしたい。

そういうことは何かあれば本当に参考になるけれども、大事なのは最後に自分がどう思うか。

 

 

 

いよいよ梅雨入り。

だけど、僕は全くと言っていいほど、釣りに行けてない。

右肩上がりで忙しくなる一方の中で、自分の体力と能力への挑戦はまだ続く。

日曜日から出張なので、ようやく時間の空いた土曜日に出撃。

小雨が降っているけれども仕方がない。

速いテンポで回って攻めていく。

 

赤潮でひどいという噂を聞いていた通り、ポイントは夜光虫でギラギラだった。

まずはスタンダードにX-80SWなどを撃ってみるが反応は芳しくない。

しかし、気配はある。いや、気配ではない。

今の時期の湾奥で、しかも長年通ったこの場所で、魚がいないはずはない、という絶対的な確信がある。

 

 

アスリート7Sのマリオトゥイッチで、水深2mラインを攻める。

マリオトゥイッチってのは、あのスーパーマリオブラザースの水中アクションのシーン。

チョーンチョーンとボタンを押すたびに、跳ねるように泳ぐあの姿。

アスリートみたいな細身の固定重心で、あの動きをやる。

だいたい、潜ってから上に向かう時にバイトが出る。

1回、バイトが出て、その次の1投でヒット。


綺麗な魚体で群れを確信。

 

 

少し移動して次のポイントに入る。

キャストしようとしたら15mほど沖のブレイクライン上で派手にライズをかましてるので、ニョロニョロにチェンジ。

潮は大潮、ぐんぐんと下げている。その下げ潮の流れの速度の違いが潮目となって沖に現れている。

5投ほどしたところでその潮目でバイト。うまい具合にフックアップ。


とにかく元気。サイズは50あるかないか。しかし、最近、港湾部でかいの釣ってないなぁ。

 

 

 

今日はいくつかの新発売ルアーをちょっと試してみる。

雑誌を見て気になったミノーを釣具屋で仕入れてきたのだ。

まあ13年もやってれば、雑誌で姿を見ただけで、そのルアーの実力がおおよそ想像できる。

その中で気になるものは泳がせてみる。釣るまでもなく評価してしまう。その評価が外れた記憶はない。

(もちろん僕のポイント、僕の攻め方で、という大前提だが)

 

その中でいいもの、そして自分のルアーシステムに無いタイプなら取り入れる。

それはプロになっても欠かさず続けていること。

今や僕の定番となったレアも阿修羅もヨレヨレもにょろにょろもみんなここからのスタートだった。

 

その中で異彩を放つルアー、ナイフ。

BTZが異常に狭い。とびっきりの良いアクションをするが、そのアクションをするリトリーブ速度の範囲が異常に狭い。

そのスピードを意識しながら、沖の潮目を通し続ける。

 

ヒット。

グイグイとパワフルに引く魚は体高のある50upだった。

 


広告にも書いてあったけど、波動という概念なんだろうな。

 

 

しばらくしてまたヒット。


一つ間違えると、全然釣れないルアー。過激なもん作るね。

 

ちなみに全然釣れないルアーは、まあいいか、書くのは野暮だよな。

 

で、またライズが出だしたのでニョロニョロにチェンジ。

足元を見るとトリッキーバチが少し抜けているようだ。

フックを変えているのでシンキングになってる。

その中で水面下10cmというレンジをキープできるギリギリ遅いスピードでリトリーブする。

竿はもちろん上に高く上げている。

 

 

10分ほどしたところで抑え込むようなバイト。

ネオンナイトにフッキングを任せるように、少しティップを前に送り込む意識でアワセに備える。

グングンとロッドが曲がったところで、グイッとバッドでフックアップをする。


いい食い方してます。50cmくらい。

 

 

更にヨレヨレなどに変えて攻めてみるけどバイトは出ない。

相変わらず潮目でライズが出ているけど、どうせサイズは50がらみ。

昨年まではこういった展開の中で少しずつ大型のパターンを見つけ出し、最後に70UPとかをよく獲っていた。

まあそれはAreaにさんざん書いているけど、今年はなかなかそれができない。

パターンらしきものが見つからないのだ。昨年までに確立したパターンも今年は通用しない。

大型がいないのか?それとも釣ることができないだけなのか。

 

大型はアンチセオリーのパターンで獲るのが、僕のお得意なのだが、今年はアンチセオリーが本当にただのアンチセオリーになっちまってる。普通に釣れないのだ。

 

そんで、セオリーに戻すとすぐに答えが出る。

ニョロニョロに変えて3投目、40センチぐらい。


今日のパターンは水面直下5cm、スローリトリーブでした。

 

港湾部大型狙い。

今年に限ってはとても難しい。

いないってことはないと思うのだが、GETBOOKにもあまりそのサイズの報告はない。

確かに、個体数という点では95〜96年生まれ連中は少ないのだが・・。

 

 

 

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ83Lネオンナイト
リール シマノ ステラ3000AR
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ オガケン ナイフ
邪道 ヨレヨレ〜
メガバス X-80SW
   

 




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