村岡昌憲の釣行記。東京湾のシーバスからその他節操無く色々と。

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Area13 - Stage4 〜 風のようにそっと〜

2006年10月20日 湾奥干潟

 

 

北北東の風が少し強めに水面を騒がせていた。

雨がしばらく降っていない状態で、川の水の集魚力が薄れかけている状況。

それはここも例外ではない。

2つの河川の水が複雑に混じり合うこのエリアで、その川の水の動きを読むにはそれなりの経験がいる。同じ場所に立って釣りをしていても、違う魚が釣れる。

時合、風、地形、潮を司る9つの要素、で一日に何度も魚が入れ替わる。

 

 

今日は会社で送別会があったので、ポイントに遅れて入る。

先に入水していた友人はまだヒットなしとのことだったが、ポイントに着くといない。

というか、ズラしを意識しすぎて、意味不明なところに立っている(笑)

そこにはシジミもアサリもろくにいないぞ。

 

 

二人で少し移動して、払い出しになっている場所に立ち込む。

これはもう魚も着いているかな?と思い、早速キャスト開始。

 

今日もロッドはネオンナイトにレアフォース。

10投しないうちに、後ろで魚が反転する。

潮が澄みすぎで見切られ気味だろうか。

と思ったら、フックを1番(通常は2番)にして重くしたデッドアクションチューンを持ってきてしまっていた。

 

ちなみにレアフォースは1番と2番と3番と4番のフックを付けて色々とアクションを変えることができる。もちろんノーマルが一番だが、流れが少ない干潟の遠投系デッドスローパターンの場合、3番フックに落として、アクションを派手にして水面モコモコアクションチューンもなかなかいい。

 

とはいっても、何にもないし、フック変えるのも面倒くさいので

グースに変えて、超デッドスローで水面をモコモコさせる。

魚に見られているときは、水面。これが一番効く。

 

 

グースもホントによく飛ぶ。

斜め後ろからの追い風で、どこまで飛んでいったか判らないほど飛ぶ。

が、PEラインが確実に情報を届けてくれる。

沖にはまだ払い出す流れが強くあり、50mほど先で緩くなって、自分たちの手前ではもうほとんど流れがない状態。

少し立ち込む位置がずれているのもあるが、風が斜め後ろからなのでここで粘ることにする。

 

2回ほど、グースの後ろに気配を感じるが、バイトまでいたらず。

10投ほどするが出ない。

水面をジャンプしないが、大きめのボラがいるのかもしれない。

そんな事を思いつつ、ロッドを立て気味に、引き波を出すように超デッドスローで誘ってると、ようやくバイト。

 

 

掛けた瞬間の重みで超弩級ではないと感じる。

トルクのある引きを楽しんで、ランディング。

 

 

 


70センチ届かないくらいか。カラーはアカキン。

 

それにしても、太くなってきた。

ベイトの気配に乏しいと言われる今年の東京湾奥だが、魚はきっちりと例年通り太ってるし、すでに魚がシーズン末期の状態になっている。

今年は終わるのが一潮ほど早いかもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ、と思い出してテスト中の水面系プラグを取り出す。

ちょっとまだ映像公開許可が出ていないので出せなくて申し訳ないけど、これから一番力を入れていこうと思っているものの一つだ。

軽くキャストしてアクションを見る。まだまだ全然ダメ。うむむむむである。

 

 

 

 

そうそう、Newネオンナイトが出荷されてフィールドに出てきたようだ。

続々とネットの世界にインプレが出ている。

キャストフィーリングがだいぶ変わってしまったので、戸惑いが多いみたい。

特に前作から乗り換えた方は、キャストの仕方が相当変わってくると思う。

 

 

だけど、絶対に新作の方が飛ばせるし、最終的に良い竿と出会えたと思えると思う。

そう信じて使い込んでくれ。

 

 

僕は多くのプロトをテストしながらロッドが変わっていったので、善作からの乗り換えに関しては、なんともアドバイスしづらいんだけど、多分港湾部でヨレヨレやレンジバイブ70をアンダーハンドキャストしていると、このブランクスの特性が解りやすいんじゃないかと思う。

最初は飛ばす意識を捨てて、フリップキャストみたいな反発力を使うキャストをしてみるといいかも。

こんなに小さな振り幅で、こんなに飛ぶのかと思うはず。

これぞ、港湾部専用!と。

 

で、振り幅を大きくして飛ばすには、と。

またご意見ください。

 

 

 

 

そんなことを考えながら、リトリーブしていると1m近い水柱が60mほど先で突然立つ。

面食らいつつ、体制を立て直して、魚と対峙する。

そこそこのサイズだが、超弩級ではない。

 

 


70センチ中盤です。カラーはスケルトン。

 

 

 

 

気付くと、時合は終わりつつある。

この後の上げ潮で時合が来るまで、この風の強さだと3時間ほどかかる。

早朝から、芝浦運河祭りのプラクティスなのである。

 

あと1時間やって終わろうと、決めてキャストを続ける。

 

20分ほどして、グースにチェンジして、50センチ級がヒット。

 

 

 

このサイズが出てくると、もう大きいサイズの見込みは薄い。

やっぱりしっかり休もうということで終了。

 

 

 

 

 

 

 

使用タックル
ロッド アピア 風神ゼータ83L ネオンナイト
リール ダイワ セルテート3000
ライン 東レ シーバスPE 1号
プラグ グース
アロウズレアフォース
ゴミ タイトスラロームのパッケージ(河口のゴロタ場に放置したヤツ誰だ!)

 

 



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