〜釣り人である前にいい男であれ〜
今回はあえて過激です。
しかも偉そうなくせに、自分を棚上げしてます。先に書いておきます。
世に釣り人は多い。
しかし、どうしようもない輩が多い。
ゴミは平気で捨て、人の迷惑を考えず、人より多く釣ったとか大きいのを釣ったとか、あいつより俺の方が巧いとか実にみみっちい。
釣り人のマナーが叫ばれて久しい。
モーニング娘。が釣り人に悪い人はいないって言うわって歌っても、
実は釣り人であることは何をも保証しない。
釣り人の中にだって悪い奴はごまんといるのである。
釣り場でゴミを平気で捨てる奴は街でも平気でゴミを捨てる奴だ。
そういう奴は釣り人として教育する前に、社会に生きる人間として教育し直さなくてはならない。
本来はその形が正しいのであるが、ここは釣りのサイトだ。
釣りというアウトドアスポーツを通してマナーに目覚める人もきっといるだろう。
その可能性に掛けてみる。
そこで、ここでは釣りをたしなむ上でのいい男論を張る。
そんないい男たちの趣味となれば、おのずと釣り人のマナーも良くなるはずなのだ。
むろん自らを棚に上げているのは百も承知、お互い切磋琢磨ということで、愚論ご容赦あれ。
では、いい男とはそもそも何であろうか。
前提として、やはりいい女が認めるいい男でなくてはならない。
ダメな女にいい男の条件を聞いてみると、
「えっと〜やばクールな感じ?」
とか言いやがる。
通訳すれば、やばくてクールな男がいい男なんだそうだ。
やばクールとか言ってる時点ですでに恥ずかしい。
こんな女にいい男と言われたってちっとも嬉しくなんかない。
そんな女にペコペコする男なんて論外である。
今の世の中では珍しいが、まだ孤軍奮闘頑張っている御仁もいるのだ。
やはりいい女にこそ、いい男と呼ばれたいではないか。
では、いい女とはどういうものか。いい女の定義、これはこっちが決めることだ。僕の独断で決めさせてもらった。(すでに二重に話が逸れているのでこの章もむちゃくちゃ長くなりそうな予感。覚悟ご用意)
いい女とは
一、礼儀正しい
礼儀正しい女は食事の際に男が金を出した時、「ごちそうさま。ありがとう」と言える。ありがとうが言える女は間違いなく礼儀正しく、しかも優しい。食事の時だけでなく、ちょっとした親切の時に普通に言える人。人間として当たり前のことなんだけど、大前提なので書いてみた。
ちなみに伏し目がちで物静かに言われると一番ぞくっと来る。単なる僕の好みだが。
一、イヤなことをイヤと言える
しっかりとした自分の意見を常に持っている。それを言うべき時にしっかりと言える。心から尊敬する。男でもなかなかいない。これを勢いに任せたり、下品に言うのではなく、上品かつ恥じらいがあって言葉を選びながら思慮深く話す女性を見ていると気絶しそうになる。同じように諭すように男を叱れる女もすごくいい。
一、気遣いができる
一番わかりやすいのが車の助手席に乗せた時。男の運転をサポートしようという意識の強い女。こういう人を嫁さんにすると絶対に幸せになれる。飲み物を取ってくれたり、ガムを口に運んでくれたりする。自分の気分でカーステの曲や音量を変えたりしない。寝てしまう女は男からすると寂しいものだけど、横の男に対する信頼と安心感から来るものだと思えば少しは光栄だ。許すべきだと思う。ハラハラして眠れないわって状態よりはよっぽどいい。
一、ステータス主義ではない。男をステータスの一部にしない。
自分を磨くということは、外観を華やかに飾ることではないと解っている人。
そもそも女はどうしても本能でその飾りを付けたくなる。磨く、すなわち綺麗に見られたいという願望自体には全く問題がない。むしろそれが無い女なんてすでに女ではない。「綺麗に見られたい」という女の本能を放棄したコタツ女みたいなのも困りものだ。
その磨くという行為がきっちりできる人。孔雀の羽をカラスがいくら差したって孔雀にはなれないのだ。羽にも色々ある。援助交際とかまでして買ったブランド物のバッグや小物もそうだし、付き合う男の収入や車、学歴、会社などもそうだ。こういう女に限って聞かれてもいないのに「うちの旦那は会社がどこで」とか「お寿司はどこどこの最上級しか食べない」とか言いやがる。おとといきやがれ。
一、女性誌の「いい女特集」などに興味がない
「合コンでモテモードになる7ヶ条」とか「この春、モテる女のしぐさはエレガンス系」とかそういうの。 そんでいい女の代表として芸能人かモデルが絶対に出てくる。結局、見た目じゃねぇかって気付いてほしいもんだ。
まずいい女とモテる女は全く違う。男にモテる女と言えば答えは簡単。美人だ。合コンの時に7ヶ条(あまりにもくだらなかったので省略)を一所懸命に守っても、いくらエレガンスに振る舞っても、フカキョンみたいな超美人が一人来たら男は全部そっちに行く。そういうもんだ。
よってそれを経験で理解し、そんなくだらない特集に興味が無い女。いかにもむりやり作ったチェックリスト100(朝は紅茶とパンである・・・とか。笑止)とかやらない女。読み飛ばせる女。自分の価値観で自己修正ができる。そういうのがいい女だ。
ちなみに雑誌の後ろにある占いコーナーが常に気になってて、ラッキーカラーやラッキーアイテムを何げに身に付けたりする人はかわいらしいなと思う。朝の目覚ましテレビで自分の星座の運勢が最下位になっている事にふくれているのを見ると、思わずベッドに押し倒したくなる。僕だけか?
一、くだらない嫉妬をしない女
例えば、海辺に彼女と彼女の友達を連れて来た時、友達が寒がっていたら僕は迷いなく上着を友達に着せてあげる。それで「あたし以外の女に優しくしないで」とか思わない女、これはいい女だと思う。自分が付き合う男は誰に紹介しても恥ずかしくない。他の人にも好かれていて欲しいと思っていてほしい。男のエゴかのう。
ちなみにもし、友達だけでなく自分の彼女まで寒そうだったらどうするか?そんな二者択一はあり得ない。そんな事が予想されるの時に連れていく男がダメ男だ。海辺に出る予定があるなら、寒くなることを予想できるのなら、自分と彼女の格好ぐらいまでは事前に気を遣うべきである。男の得意分野に状況判断ってもんがあるが、それは現在進行形ではない。これから先に訪れる事態も判断できないといけない。
こうして書いてみると、そー言うお前はどうなんだ!と言う気もしてくるが棚上げしたってはじめに書いただろう。
こんな女に、過去何人か会ったことがある。
いい女は男を見る目もしっかりとしているせいか、彼氏がいない人が多かった。
が、僕は圏外も圏外だった。
そしていい男論
なぜか僕の回りには釣りを趣味とする女性が多い。そしてなぜかみんないい女である。
その中でも特にいい女だと思う人に、釣り場におけるいい男ってもんを聞いてみた。
で、その前にいい男の一般論を挙げてもらった。きっとポパイよりよっぽど役に立つぞ。
正座して読め。
知性・愛情・友情・謙虚さ・感受性・勇気 すべて抜群、文句なしのいい女 の例
「さて、いい男とは?ですが、私のいい男論はかなり偏っておりますので ご了承願います。
上にマサさんが書いたいい女の条件に書いてあることはほとんどそのまま男性にも当てはまるのではないでしょうか?
書き換えてみると
一、礼儀正しい
一、イヤなことをイヤと言える(自分の主張がある)
一、周りに気を遣うことが出来る
一、ステータス主義ではない(自分のステータスを見せびらかさない、女を ステータスの一部にしない)
一、マニュアル本に興味がない(ホットドッグプレスとか)
一、ヤキモチ妬きじゃないこと(まあこれは自分の普段の態度によるけど)
ですね。」
そうなのだ。いい男、いい女とは、前提として人間としていい人間なのであろう。
しかも、さらにこう述べている。
「私自身のいい男観は
@ ゆとりがあること
結局何のかんの言ってもゆとりがないと、人にやさしくとか出来ないんじゃない かな、と。これは物質的・精神的両方です。私は物質的ゆとりがないのに精神的にのみゆとりを持つということは不可能だと考えるからです。
ゆとりがないと人間の醜い面が出ます。ゆとりがないのに醜い面を出さない人 なんていないと思うという前提で。
A 自己が確立している(自分に相応な自信があることに繋がる)
自己と他人の違いを認識して、互いに尊重できることを意味します。決して自分の主張のみを押し付けるのではありません。
B 当然ながら、礼儀正しいこと
これは、人として当たり前です。
C 良く考え正しくとらえ果敢に行動する
行動力のある男はかっこいいぜ!
D チェック&バランスが出来る
自分の行動・考えが「正しい」かそうじゃないかを、周りとチェックし、必要な 軌道修正ができる。自分一人でそれが出来ればすごいけど、そんな人は
まれ。腹心の仲間等、自分の周りからの指摘で出来るのでもOK。逆にそういう 友達を周りに持っているっていうことがいい男だね。
以上である。
こんなスタイルやるんじゃなかったなぁ。
わかっちゃいるが・・・。というのが僕の本音かな。
結局、自分のするべきことをきっちりとできる男がいい男、ということではないだろうか。
気を取り直して、これを釣り場における行動で解釈してみる(僕なりにね)
@ゆとりがある
これは時間的、精神的、金銭的において余裕を持って行動できるということであろう。釣りに慣れてない友達や彼女なんかを釣りに連れて行った時、ちゃんとケア
できること。自分が釣りに夢中になりすぎたりしない。釣れない時に一人で 不機嫌にならない。人の釣果と比べて不機嫌にならない。人の釣果を見下し
たり、ちんけな自慢をしたりしない。 時合が近いからといってむちゃくちゃな運転をしたり、釣れないと人や物にあたる奴も余裕がない。
A自己が確立している
他人の自律を尊重できるかどうかということだ。釣った魚を生かそうが殺そうが人の勝手だ。自分にとって反対の意見であってもきちんとそれを尊重し、それに対して議論ができるかということだ。むりやりリリースを押しつけたりすることではない。
同じようにメガバスが嫌いだから、村岡昌憲が嫌いだからといって、匿名の掲示板などで姑息な誹謗中傷をするフナムシも自己が確立していない見本だ。
ちなみに、 すごく大事なことだと思うので話は逸れるけど読んでくれ。劣等感や嫉妬は誰でも感じるものだ。もちろん僕だって感じる。それも人一倍。しかし、その処理の仕方で人間は大きく変わると思う。匿名をいいことに大きな事を書いて一時的な満足(しかし、必ず大きな反動が帰ってくるのでいつまでも満たされない。)を得るのか、自分の足を地につけて自分のするべきことを見極めて努力を重ねていくか。
自己を確立している者としていない者の差はここから開く一方だと思うのだがどうだろうか。
B礼儀正しいこと
当たり前だが、まずは釣り場での挨拶だろう。声も掛けずに人の横に割り込んだり、人に話しかけられて無視するやつとか根が暗すぎる。ラインが絡んだ時などもお互い声を掛け合って気持ちよくトラブルを解決したいもんだ。
礼儀はなにも人だけに向けられるものではない、自分自身の立場と同じくらい周りの環境も尊重できること(対自然)が重要だ。 マナーを守ることができるということだ。ラインやゴミを捨てる奴、携帯灰皿も持たずにたばこの吸い殻を捨てる奴、こんなゴカイ野郎はハゼに食べられてしまえ。釣り場でやたらと騒ぐ奴も不要。
Cよく考え正しくとらえ果敢に行動する
Dチェック&バランスができる
これができる奴は釣りが上手い。まずは安全面だ。引き際をしっかりと把握できること。危険を事前に想定できること。フィールドの状況判断を的確に出来ることが極めて重要だ。そしてその状況の中で行動力と意思を持って魚という成果に挑める男。そんな男は仕事もよくできるはずだ。仕事でも釣りでも一緒だが、常に最悪の事態を想定しておくということ。これは本当に重要。同時に、常に豊富な経験と新しいことへの探究心を持っていること。
となる。
いい男が集まれば、釣りという趣味がもっと素敵になる。
自分自身の今までの行動、考え方、振り返ってみて。
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